今、INASは大きな岐路に立っている。
それは、水泳のディレクターの発言から強く感じた。
パラリンピックに出場するID選手たちは、INASのヨーロッパ大会や各国内大会、グローバルゲームにも参加しなかったという。IPCの大会を最優先して、INASの大会に来ない。
そんな現象が生まれているのは確からしい。
「一部の競技しかやらない、ごく少人数の選手しか出られないパラリンピックより、我々は、INASの大会を最優先すべきではないのか?」との意見もある。
「パラリンピックへ」との意見も多い。
IDスポーツの世界最高峰の大会をパラリンピックにするならば、競技種目や競技者数をちゃんと増やさなくてはならないだろう。各スポーツとIDのクラスフィケーションも重要だ。
すでに、2014ソチ冬季パラリンピックではIDクラスは「No」で、2016リオ夏季パラリンピックでは、IDバスケットボールがすでに「No」と決定しているという。
ロンドンパラリンピックが復帰12年ぶりであり、これを成功させることが重要で、そこから、沢山のヒントや未来が生まれてくる、そんな予感がしているのだが。