ノーベル賞を受賞された大村智先生の記事が産經新聞にあり、クロスカントリースキー選手だったことが紹介されていました。
大学時代、なんと妙高高原の横山久雄さんのお父様、「スキーの神様」とまで言われた横山隆策(りゅうさく)さんに入門されていたとのこと。
スキー界における横山家の凄さを改めて実感しました。
スキーの神様と言われた
産經新聞には、
大村先生が、「大学1年のときスキーの名手で知られた横山隆策氏に入門。過酷なトレーニングに耐え、どんどん腕を上げた。また勉強しなくなったが、人生で重要なことを学んだ。『体力的にも精神的にも厳しい環境に身を置くこと、人まねをしないことの大切さ』だった。横山氏に師事する生徒はハイレベルで、自分よりずっと年少の子供でも上手い。その環境は負けず嫌いの大村さんを刺激した。やり方をまねているだけでは先生を超えられないことも知った。『違うことをしなければいけない』。このとき培った精神が、研究人生の大きな柱になった。」と紹介されています。
僕の弟もクロスカントリースキーをやっていて山梨医科大学時代には、山梨県から国体に出場していたので、なにか「親近感」を持ちました。
それに、僕の自宅近くに都立墨田工業高があり、ここで定時制の先生をしていたとのこと。
産經新聞には、その当時のエピソードに、
「東京都立墨田工業高校の夜間部で教壇に立ち、社会人生活をスタート。自分と大して年齢の変わらない生徒が昼間働き、夜に勉強しに来る。その熱心な姿に心を打たれた。
試験監督で教室を見回っているとき、ある生徒の手が目にとまった。仕事で使った油を手に付けたまま、一生懸命、答案を書いている。わが身を振り返り『自分は大学まで出してもらった。それなのになぜ、あまり勉強しなかったのか」。この経験をきっかけに「もう一度勉強し直して、学問をしよう』と決心した。」そうです。
この記事を読んで、自分も、とても元気をもらいました。
昨年、横山久雄さんが横山家の本を出版されました。
お父様、隆策さんのことを、詳しく書かれています。
日本の距離スキー(クロスカントリー)の歴史です