ニュースでロシアの組織的なドーピングが大きく報じられています。
ソチパラリンピックの時でした。日本選手や海外の選手から「ロシアの選手は、なぜドーピング検査がないのか?」との声を聞きました。
ドーピング検査は、中立で独立した組織で行われていて、何も言いませんでしたが、このニュースを聞くと、とても残念です。
今回の指摘では、ロシアのパラリンピック選手からも35件も発覚しています。
振り返れば、2002ソルトレークパラリンピック、クロスカントリースキーとバイアスロンで複数の金メダルをとったドイツのトーマス選手がドーピングで失格になりました。大会期間中に判明して、その場からコーチとトーマス選手が退場処分になったのです。
そのため、4位だった新田佳浩選手が3位に繰り上がり銅メダルでした。
新田選手にとっては、目標としていたトーマス選手だっただけに、残念で複雑でした。
今年の2月、ドイツで行われたIPCワールドカップのバイアスロンレースで優勝したロシアのB2選手がドーピングで失格になりました。
IPCワールドカップでも、ドーピング検査をもっと増やしてほしいと願っています。
選手たちは、スポーツマンシップで公平なレースを望んでいます。