大平紀夫ヘッドコーチは、34歳、距離スキー名門の青森県弘前工業高校出身で日大スキー部出身。
現役時代は、日大スキー部のランナーチーフを務め、インカレ優勝など多数の成績を残した名選手で、現在は、青森県八戸第1養護学校の教諭です。
1998年、大平コーチが3年の時、日大先輩の井上さんから「WAXのテスターをしてほしいと声をかけられたのが、パラリンピックに関わるきっかけ」でした。
長野オリンピックの白馬スノーハープコースを走り、グリップワックスやグライダーテストを繰り返していて、その時のパラリンピックの印象は、世界のパラリンピック選手に、意外と速い選手がいたこと、シットスキー選手をみて、こんな登り坂を腕だけでよく登るなと驚いたことだったと言います。
当時のワックスチームのメンバーは、現TOKOの井上さん、ミヤコスポーツの藤本さん、当時ロシニョールの吉岡さん、中大監督の横山さん、現北海道下川商業の竹原さん等、凄いメンバーで選手をサポートしていたなんだな~と改めて感謝です。
その大平コーチが、本格的にパラリンピック日本チームに関わるようになったのは、2002年ソルトレークパラリンピックに出場した小林稔選手(松本盲学校教諭)のガイドを務めたのが一番大きかったそうです。
今は、大平コーチなしでは語れない日本チームになりました。選手への指導やサポートに大変貢献してもらっています。
八戸第1養護学校の皆さん、本当にありがとうございます。
カヤーニ空港に到着、大平紀夫コーチ(中央)