日本選手が苦しい展開の中、視覚障害クラスの鹿沼由理恵選手(DHLジャパン)がロシア、ウクライナの一角を崩す快走をみせ4位と大健闘した。
5㎞を3周する15km。長距離を得意とする鹿沼選手は、2周目に3位のタチアナ選手(ロシア)に20秒差まで詰め寄ったが、ダウンヒルやスケーティングのテクニックに差があり徐々に離された。
しかし、鹿沼選手の気力で、押して、押して、押しまくり、15kmをタチアナ選手と1分以内の差だった。世界ランキング4位のリドバ選手(ロシア)、カナダのロビー選手にも勝つことができた。
期待のかかった新田佳浩選手(日立ソリューションズ)は、前日の2位入賞の勢いで、上位を狙ったが苦しい展開。しかし、最後まで歯を食いしばって走りきった。
佐藤・太田選手も健闘したが、チームとして、夏場からのトレーニングを強化しないと世界との差がますます広がってしまう。
選手からも積極的な提案もあるので、工夫したトレーニングを組んでいきたい。
鹿沼選手の快走、日本チームに光を当ててくれた。
鹿沼由理恵選手と莅戸剛人ガイド
新田佳浩選手
佐藤圭一選手
太田渉子選手