***********************************
IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ第1戦 5日目の結果
男子立位の新田佳浩が10位
***********************************
国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が、1月15日からフィンランド・ヴォッカティで開催され、大会5日目の男女クロスカントリースキー・ロング・フリーが行われました。
日本からは2選手が出場し、太田渉子選手(日立ソリューションズ)が4位、新田佳浩選手(日立ソリューションズ)が10位に入りました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下のとおりとなります。
【IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:フィンランド大会第5日】
■開催日/1月20 日(木)
■スタート時間/午前10 時
■時差/日本より‐7時間
■開催地/フィンランド・ヴォッカティ
■天候/曇り 気温/-8℃ 雪温/-8℃
■開催種目/クロスカントリースキー・ロング・フリー
■男子
▼立位の部
新田 佳浩(日立ソリューションズ) 10位 1時間02分37秒4
[優勝:ウラジーミル・コノノフ(ロシア) 53分06秒8]
■女子
▼立位の部
太田 渉子(日立ソリューションズ) 4位 52分12秒4
[優勝:アンナ・ブルミストロバ(ロシア) 48分40秒5]
■談話
▼新田 佳浩
今日はポイントリーダーとして迎えた中、他のチームが注目をしていたレースだった。海外のコーチ、スタッフ、選手からは新田は非常に調子が良いと思われていたので、非常に不甲斐ない滑りをしてしまったという思いが強い。しかしながら、チームが一丸となって応援してくれたので、簡単にレースを諦める訳にはいかなかった。どのような状況でもゴールできたのは良かったと思う。今回、足りない部分が多く出たレースだったので次は改善してレースに臨みたい。
応援してくれている人に対して、申し訳ないという思いが強い。次に向けて、まずは今の状況を真摯に受け止め、最善を尽くして次のレースに備えていきたいと思いますので、応援をお願いいたします。
▼大平 紀夫 ヘッドコーチ
今日のレースは今大会初のフリーテクニックレースで、出場した新田佳浩、太田渉子共にレースを優位に進めることができる好位置でのスタートだった。フリーテクニックの得意な外国勢に、急な登坂でどれだけついていけるかが勝負のカギだったが、新田はレース序盤に右足ふくらはぎを負傷し、順位が後退していったが、負傷しながらも20kmを完走することができた。今後も粘り強い滑りで、ワールドカップチャンピオンを目指してほしい。
また、太田は1分前にスタートしたフィンランド・マイヤ選手を追いかける状況だったが、タイム差をなかなか縮められない苦しい展開で、結局追いつくことができずにレースを終えた。この悔しさを次のレースにぶつけてほしい。
クロスカントリースキー・ロングは自分との戦いでもあるので、苦しいときでも最後まで諦めない強い精神力が必要であると痛感したレースだった。