選手達には「2014 ソチパラリンピックに向けての目標、今シーズンの目標、この合宿の目標を明確にすること。」を伝え、具体的なトレーニング計画を立ててもらいました。
また、その日の自分の取り組む課題を整理してから、トレーニングに入るように指導しました。
選手それぞれ、雪に慣れることや、スキー板に重心をのせて滑るなど、自分の課題を明確にし、課題克服のために集中してトレーニングをすることができたと思います。
特に、有力選手の滑りを参考にし、技術的な部分で刺激を受けながら、自分に合った滑りを追求する姿が見られたことは、大変重要で、チームの力も向上させてくれると感じました。
この後の合宿は旭川市富沢クロスカントリースキーコースで12月25日(土)~1月3日(月)まで行う予定なので、それまでは、各自のトレーニングとなりますが、「常に目標を見据え、トレーニングに励んでほしい。」と最後に檄をおくりました。
(参加選手のアンケートより)
出来島桃子
■目標:1本のスキーに長くのれるようになること。
■収穫:左右の体重移動と重心を前にすることを意識できるようになった。
■反省:両足の裏の水ほうができたことより思うように練習をすることができなかった。
■反省をふまえて 足裏に水ほうができないようにインソールをみてもらったりして、今後に備える。
佐藤圭一
■目標:雪上トレーニングの時間を稼ぐ。バンクーバー以来の雪の感覚を取り戻す。
■達成:質は、どうあれ自分の目標としていた雪上時間、雪の感覚はつかめた。
■収穫:いろんな人の滑りを見て参考にして、真似る中から自分の滑りに取り入れようと考えるようになった。経験豊富な選手の話を聞いて滑り方には人それぞれ特性があり、自分に合ったトレーニング方法・滑りがあるということを知れたこと。
■反省:廊下に物を置かない。一般の方と同様、整理整頓し、宿泊施設を使用する。
<報告> 日本チームヘッドコーチ 大平紀夫
雪化粧の大雪山
12月から所属先が変わった佐藤圭一選手