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NHKスポーツ大陸
がんばり続ける理由 ~クロスカントリースキー 新田佳浩~
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BS1:2011年 2月 26日(土) 午後 11時00分~
総合:2011年 2月 27日(日) 午前 10時05分~
バンクーバーパラリンピック大会のクロスカントリースキーで日本人として初めて頂点に立った新田佳浩、30歳。日本選手団の主将という大役を務めながら、クラシカル10kmとスプリント1kmの2個の金メダルを獲得した。
新田は幼いころ、祖父が運転する農機具に左腕を巻き込まれ、ひじから先を失った。しかし新田はへこたれず、自分が元気に活躍することが、悔いる祖父の、心の苦しみを和らげることにつながると考え、競技に励んだ。
1998年の長野パラリンピック大会から4大会連続出場。
「自分の手でおじいちゃんに金メダルを...」と挑んだバンクーバーで、見事その願いをかなえた。
新田には今、新たな目標がある。新しい命を授かったのだ。「生まれてくる子に戦う姿を見せたい」新田の新たな挑戦が始まった。
新田の走りの特徴は、上りの速さだ。外国人選手は、体が大きく体重が重い分、下りのスピードが速い。しかし上りになると大きな体は、不利だ。そこで新田は小柄な体を逆手に、「上り」にこだわり、技術を身につけてきた。
当面の目標は、2月に開かれるジャパン・パラリンピック。前回2位に甘んじた大会に、バンクーバー大会の金メダリストとしてのプライドをかけ戦う。
番組は、スピードアップと下半身強化をテーマに、さまざまなトレーニングを取り入れ、汗を流す新田に密着。
小型カメラなどを駆使し、美しい走りと上りの詳細な動きをとらえながら、ジャパン・パラリンピックに挑む姿を追う。