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IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ第1戦 5日目の結果
男子座位の久保恒造が優勝!!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が12月11日にフィンランド・ボッカティで開幕し、大会5日目の男女バイアスロン・パシュートが行われました。
日本からは5選手が出場し、久保恒造選手(日立ソリューションズ)が今シーズン自身初、また日本チームとしても初となる優勝を果たしました。なお、久保選手はIPCワールドカップ通算3勝目となります。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:フィンランド大会第5日
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■開催日/12月16日(日)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/日本より-7時間
■開催地/フィンランド・ボッカティ
■天候/曇り
■気温/-5℃
■雪温/-7℃
■開催種目/男女バイアスロン・パシュート(男子12.5km、女子10km)
●競技方式
・前日のバイアスロン・ショートレースの結果(タイム)と障害の程度差を
計算した合計タイムでスタートし、順位を競う
・射撃は1回5発を4回行う
・射撃のペナルティーは1発外すごとに1周150mのペナルティーループを周回する
●記録内のPはペナルティー(射撃で外した数) ()は内訳
例)P=1(0+1+0+0)
=ペナルティー1(1回目+2回目+3回目+4回目)
【男子】
▼座位の部
久保 恒造(日立ソリューションズ) 優勝 48分06秒4 P=0
▼立位の部
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント) 15位 50分04秒6 P=7(0+2+1+4)
[優勝:アザト・カラチュリン(ロシア) 40分08秒2 P=2(1+0+0+1)]
【女子】
▼立位の部
太田 渉子(日立ソリューションズ) 5位 39分56秒6 P=1(0+0+0+1)
出来島 桃子(新発田市役所) 8位 43分54秒0 P=9(2+1+4+2)
阿部 友里香(岩手県立盛岡南高等学校/日立ソリューションズJSC)
10位 53分55秒6 P=13(4+5+1+3)
[優勝:アレクサンドラ・コノノバ(ウクライナ) 35分13秒3 P=1(0+1+0+0)]
■談話
▼久保 恒造
今日の優勝は、昨日のレースの成績によって良い位置でスタートを切ることができたことと、コンディション・射撃の命中率(100%)共に良く、全ての条件が整ったので勝つことができた。
ロシアを中心に世界のレベルが上がっており、チャンスを確実に掴むことが難しい中で、優勝出来たことは素直に嬉しい。
しかしながら、ちょっとしたミスや油断で足下をすくわれてしまうので、ソチまでは気を緩めることはできない。
第1戦最終日となるバイアスロンロングレースでは、走力だけでも上位に喰い込める攻めのレースをしたい。
▼荒井 秀樹 監督
久保恒造が2季ぶり、通算3勝目を挙げた。射撃タイム短縮および走力強化を今季の目標として掲げているが、今持てる力を出し切ったレースだった。
射撃タイムでは20秒台後半で、全体でも5番目の成績だ。また、走力でも最後まで落ちずに走り切った。地元・北海道での射撃トレーニングの成果が出たレースだった。
今シーズンの世界選手権大会、ソチパラリンピック・プレ大会に向けて、もっと上を目指して取り組んでいきたい。