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IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ第1戦 最終日の結果
男子座位の久保恒造が2位!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が12月11日にフィンランド・ボッカティで開幕し、大会最終日の男女バイアスロン・ロングが行われました。
日本からは5選手が出場し、久保恒造選手(日立ソリューションズ)が2位に入りました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:フィンランド大会最終日
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■開催日/12月18日(火)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/日本より-7時間
■開催地/フィンランド・ボッカティ
■天候/晴れ
■気温/-18.5℃
■雪温/-10℃
■開催種目/男女バイアスロン・ロング(男子15km、女子12.5km)
●競技方式
・予選なしの1ラウンドのみで競う
・射撃は1回5発を4回行う
・射撃のペナルティーは1発外すごとにゴールタイムに1分加算される
●記録内のPはペナルティー(射撃で外した数) ()は内訳
例)P=1(0+1+0+0)
=ペナルティー1(1回目+2回目+3回目+4回目)
【男子】
▼座位の部
久保 恒造(日立ソリューションズ) 2位 49分12秒1 P=1(0+0+0+1)
[優勝:グリゴリ・ムリジン(ロシア) 46分55秒0 P=0]
▼立位の部
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント) 13位 54分03秒9 P=9(1+2+3+3)
[優勝:アレクサンドル・イアレムチャク(ロシア) 41分39秒1 P=0]
【女子】
▼立位の部
太田 渉子(日立ソリューションズ) 5位 49分28秒5 P=2(1+0+1+0)
出来島 桃子(新発田市役所) 8位 59分05秒2 P=13(3+3+2+5)
阿部 友里香(岩手県立盛岡南高等学校/日立ソリューションズJSC) 10位
1時間03分39秒2 P=13(0+5+5+3)
[優勝:アレクサンドラ・コノノバ(ウクライナ) 43分06秒9 P=0]
■談話
▼久保 恒造
第1戦フィンランド大会を終え、収穫はコンディショニング作りがうまくいったことが挙げられる。また、用具面ではシットスキーの改良と新しい銃がぴったりとはまり、まずまずのシーズンスタートを切ることができた。
一方、連戦になると疲労がなかなか抜けず、身体の動きが鈍くなってきたので、今後のトレーニングを軌道修正していきたい。
射撃に関しては、トレーニングでは射撃タイムを短縮できているが、レース独特の雰囲気の中でタイム短縮を図っていきたい。
今シーズンは、来年のソチに向けた大切な準備期間でもあるので、今シーズンのうちにやれることは全てやりたい。引き続き、応援を宜しくお願い致します。
▼荒井 秀樹 監督
今日の久保恒造のレースは、ロシアの新鋭、17歳のグレゴリに走力、射撃共に力及ばなかった。大会を通して、ロシアの若手選手の台頭を改めて感じたレースだった。
チームの課題は、走力アップを図らない限り、バイアスロンで上位に喰い込むことはできない。スタンディングの男女レースを見ていてもわかる通り、1桁の順位に入ることがやっとの状況だ。
シットクラスに限らず、スタンディングクラスもロシア勢の強さが顕著なので、次のアメリ カ大会までには何とか報いたいと思う。
フィンランド大会も今日のレースをもって、全日程が終了し、久保恒造の金1、銀1、銅1、太田渉子の銅1という結果だった。日本からのたくさんの応援をありがとうございました。引き続き、頑張りますので、ご声援を宜しくお願い致します。