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IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ第2戦 4日目の結果
男子座位の久保恒造が優勝!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第2戦が1月13日にアメリカ・ケーブルで開幕し、大会4日目の男女バイアスロン・ロングが行われました。
日本からは4選手が出場し、久保恒造選手(日立ソリューションズ)が今季2勝目、通算4勝目となる優勝を果たしました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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IPCノルディックスキーワールドカップ第2戦:アメリカ大会第4日
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■開催日/1月17日(木)
■スタート時間/午前11時00分
■時差/日本より-15時間
■開催地/アメリカ・ケーブル
■天候/曇り
■気温/-13℃
■雪温/-11℃
■開催種目/男女バイアスロン・ロング
(男子座位・女子立位12.5km、男子立位15km)
●競技方式
・予選なしの1ラウンドのみで競う
・射撃は1回5発を4回行う
・射撃のペナルティーは1発外すごとにゴールタイムに1分加算される
●記録内のPはペナルティー(射撃で外した数) ()は内訳
例)P=1(0+1+0+0)
=ペナルティー1(1回目+2回目+3回目+4回目)
【男子】
▼座位の部
久保 恒造(日立ソリューションズ) 優勝 40分30秒6 P=2(0+0+1+1)
▼立位の部
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント) 4位 46分06秒6 P=5(2+1+2+0)
[優勝:ニルス エリック・ウルセット(ノルウェー) 39分58秒8 P=2(0+0+1+1)]
【女子】
▼立位の部
太田 渉子(日立ソリューションズ) 2位 45分35秒8 P=2(1+0+0+1)
出来島 桃子(新発田市役所) 3位 46分00秒6 P=3(1+0+1+1)
[優勝:アンナ・ミレニナ(ロシア) 42分57秒0 P=2(0+0+1+1)]
■談話
▼久保 恒造
今日のレースを振り返り、1ヶ月振りのバイアスロンレースだったので、感覚を取り戻す事を意識したのと、長丁場のレースだったので、しっかりと自分のレースを組み立てる事を課題にレースに挑んだ。
レース序盤は想定通りのレース運びができたが、後半、2発の射撃ミスをしてしまい、すぐに攻めのレースに切り替えた。
射撃に関しては、良い形で終える事が出来ず、自分の中では納得のいくものではなかったので、残り2戦はしっかりと修正して臨みたい。
▼荒井 秀樹 監督
バイアスロンロングレース、今日の久保恒造は、2つのミスショットを走力で挽回した。
先に行われたクロスカントリー10kmレースでは、ロシア・ラミールに1kmあたり3秒負けていた。この走力の差を今日のレースでは、同タイムで走り切った。改めて、バイアスロンレースは走力がいかに重要であるかを証明した。
今季取り組んできた射撃タイム短縮は、寒さの中で思うように行かなかった。本来、20秒台前半を目標としているが、平均37秒の射撃タイムとなっており、この10秒差を少しでも短縮できるよう、目指していきたい。
女子立位の部では、太田渉子が2位、出来島桃子が3位となったが、バイアスロンチャンピオンのロシア・アンナに走力・命中率、射撃タイムとも差を付けられている。特に太田渉子の走力は出来島桃子とほぼ同タイムだったが、本来の太田渉子の走力を発揮すれば、アンナを脅かす力になるはずだ。
課題がしっかり見えてきたので、明日以降のバイアスロンレースでは、それに向けて修正していきたい。