＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ＩＰＣ障害者ノルディックスキー　世界選手権スウェーデン大会
　２月２５日にいよいよ開幕！　日本から代表選手７人が出場！！
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
国際パラリンピック委員会（ＩＰＣ）主催の世界選手権が２月２５日にスウェーデン・ソルフテオで開幕します。
日本からはクロスカントリー／バイアスロン代表の７選手が出場します。

以下、世界選手権大会スケジュール、選手・監督・コーチのコメントならびに今シーズンのスケジュールとなりますので、ご確認の程、何卒、宜しくお願い申し上げます。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
世界選手権スケジュール　：　開催地　スウェーデン・ソルフテオ
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
２月２５日（月）クロスカントリー・スプリント・クラシカル
２月２６日（火）クロスカントリー・ロング
　　　　　　　　　　※シットカテゴリ
２月２７日（水）クロスカントリー・ロング・フリー
　　　　　　　　　　※スタンディングカテゴリ
２月２８日（木）バイアスロン・ショート
３月　１日（金）バイアスロン・ミドル
３月　２日（土）競技無し（スポーツフォーラム）
３月　３日（日）バイアスロン・ロング
３月　４日（月）クロスカントリー・リレー
３月　５日（火）クロスカントリー・ミドル・クラシカル
　　　　　※スタート時間（現地時間）：毎日午前１０時の予定

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
出場選手／監督・コーチ　コメント
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
※プロフィール内　LW、Bは障害のクラス分け記号
【選手】
■男子
▼座位（＝シットスキー使用）
≫久保　恒造（日立ソリューションズ）
　くぼ　こうぞう／1981年5月27日／北海道美幌町出身／LW11：脊髄損傷
『世界選手権では、強豪各国の選手達が揃います。この大会に照準を合わせてきている選手たちが多い中で、しっかり自分のレースをすることが目標です。
今シーズンから取り入れているコンディション作りの成果を試す良い機会になりますので、集中して大会を迎えたいと思います。』

▼立位
≫佐藤　圭一（エイベックス・エンタテインメント）
　さとう　けいいち／1979年7月14日／愛知県名古屋市出身／LW8：片腕障害
『これまでのワールドカップではスキー・射撃・コンディションなど、レースで勝つための全ての要素をピークにもっていくことができておりません。参加国も最多のこの世界選手権は2014年ソチパラリンピックの前哨戦とも言えます。
この厳しい闘いの中で最高のパフォーマンスを発揮して、次のソチプレ大会に繋がるスキー・射撃をして、2014へ向けてレベルアップを図ります！
応援よろしくお願い致します。』

≫瀧上　賢治（ＪＡＦ愛知）
　たきがみ　けんじ／1986年2月16日／北海道士別市出身／LW2：片足障害
『今回の世界選手権は私にとって３年ぶりの国際レースとなります。この間義足を少々改良し、走りのフォームも見直してきました。
今の自分が持っている力を全部出し切り、最後は納得のいくレース内容で締めくくりたいと考えております。 宜しくお願い致します。』

■女子
▼立位
≫太田　渉子（日立ソリューションズ）
　おおた　しょうこ／1989年7月27日、山形県尾花沢市出身／LW8：片腕障害
『今季１番狙っている世界選手権のバイアスロンで勝つために、約１か月間の国内合宿にて日々課題を持ち取り組みました。
１月のワールドカップでの優勝を実感したのは、帰国後に職場や合宿先で祝福してもらえた時でした。私を支えてくれる全ての人々に感謝し、日本代表としてスキーができる幸せを胸に全力でレースに臨みます。』

≫出来島　桃子（新発田市役所）
　できしま　ももこ／1974年6月24日、新潟県新潟市出身／LW6：片腕障害
『射撃については、練習通りに出来た前回のアメリカ大会最終日のレースでの感じを思い出し、練習してきたことをしっかりやりたいと思います。
スキーでは、周りと比べて極端に少ない練習時間の中でも、今の自分が出来る最善を尽くしたいと思います。』

≫阿部　友里香（岩手県立盛岡南高等学校／日立ソリューションズJSC）
　あべ　ゆりか／1995年10月7日、岩手県山田町出身／LW6：片腕障害
『ワールドカップ第一戦のフィンランド大会では目標だった６位入賞にあと一歩届かず悔しい思いをしました。その後、今自分に何が足りないのか？世界と戦うための課題も見つけることができました。
年末年始の全日本合宿や高校での合宿や、様々な大会に出場して、前回よりは確実にレベルアップできたと思います。
世界選手権ではコンディションを整えて、万全な滑りで目標の８位入賞を目指します。』

▼座位（＝シットスキー使用）
≫江野　麻由子（秋田県大館市立第一中学校）
　えの　まゆこ／1997年10月21日、秋田県大館市出身／LW11.5：下肢障害
『今回の世界選手権ではコース取りに重点を置いてレースに臨みたいと思います。
ソルフテオのコースはきつい登りや、急な下りが多いので、コース取りをしっかりと意識して、少しでもタイムが縮めていきたいと思います。
今までの練習をしっかりと生かして、より良い結果が残せるように全力を尽くしてレースに挑みます。』

【監督・コーチ】
≫荒井　秀樹 監督（日立ソリューションズ）
『スウェーデン・ソルフテオは、長野パラリンピック前の１９９７年に初めて海外遠征に参加した記念すべきスキーコースで、１６年後の今シーズン、改めて世界選手権大会が行われることは感無量だ。
９日間の日程の中で、クロスカントリー４レース、バイアスロン３レースが行われる過密スケジュール。この中で、久保恒造のバイアスロン種目、太田渉子のスプリントクラシカル、ミドルクラシカル、バイアスロンに期待が懸かる。
昨シーズン初優勝した出来島桃子もバイアスロンで表彰台を狙っているし、佐藤圭一も上位入賞を狙える力を持っている。
今季初出場の瀧上賢治は、クロスカントリー競技に出場、ミドルクラシカルで上位をめざしたい。 中学生の江野麻由子は経験を積んで少しでも世界との差を縮めていきたい。
高校生の阿部友里香は、世界選手権大会・ワールドカップ最終戦ロシア大会（ソチパラリンピックプレ大会）での成績がソチパラリンピックの代表選考にとって大切なレースになる。
なお、新田佳浩は体調不良により世界選手権の出場を直前で回避し、ワールドカップ最終戦で参戦する予定。
世界選手権は来年のソチ本番を占う上で重要な大会で、初参加した当時の挑戦者の心意気を忘れずに、全力で世界にぶつかっていきたい。』

≫阿部　由香里 バイアスロンコーチ
『今季ワールドカップ２戦を終え、課題の走力・射撃タイム共に大会毎に向上し、積極的なレース展開でチームとして５勝する事ができました。
この５勝の自信と勢いで、世界選手権では更に攻めのレースで、強豪ロシア、ウクライナを倒し、チームとして２勝を勝ち獲りたいと思います。』

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
今シーズンスケジュール
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
【国際大会】
３／１４～３／２１　ワールドカップ最終戦／ロシア・ソチ
　　　　　　　　　　　　※パラリンピック　プレ大会