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IPC障害者ノルディックスキー世界選手権スウェーデン大会1日目の結果
女子立位の太田渉子が5位!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催の世界選手権が2月25日にスウェーデン・ソルフテオで開幕し、大会1日目の男女クロスカントリースキー・スプリント・クラシカルが行われました。
日本からは5選手が出場し、太田渉子選手(日立ソリューションズ)が5位に入りました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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IPC障害者ノルディックスキー世界選手権スウェーデン大会 第1日
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■開催日/2月25日(月)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/日本より-8時間
■開催地/スウェーデン・ソルフテオ
■天候/晴れ
■気温/2℃
■雪温/0℃
■開催種目/男女クロスカントリースキー・スプリント・クラシカル
(男子立位・女子立位1.1km、女子座位900m)
●競技方式
予選を行い、準決勝、決勝を行うノックアウト方式
予選上位12人が準決勝へ進出
各組上位3人が決勝へと進む。決勝は6選手で競う。
【男子】
▼立位の部
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント) 予選敗退 ※予選 16位(予選タイム:4分36秒47)
瀧上 賢治(JAF愛知) 予選敗退 ※予選 24位(予選タイム:5分20秒29)
[優勝:ブラディスラフ・レコムチェフ(ロシア)]
【女子】
▼立位の部
太田 渉子(日立ソリューションズ) 5位 ※予選 4位(予選タイム:5分21秒41)
阿部 友里香(岩手県立盛岡南高等学校/日立ソリューションズJSC) 準決勝敗退 ※予選 11位(予選タイム:5分49秒92)
[優勝:ヘレン・リパ(スウェーデン)]
▼座位の部
江野 麻由子(秋田県大館市立第一中学校) 予選敗退 ※予選 14位(予選タイム:7分06秒73)
[優勝:マリア・イオブレバ(ロシア)]
■談話
▼太田 渉子
今日は決勝に臨むにあたって予想外のことが発生し、慌ててしまった。全てのことを想定してレースに臨まなければいけないと強く感じた。この教訓を生かして明日以降のレースに臨みたい。
身体のキレは良く、しっかりと追い込めたので、次のレースに繋がる内容だったと思う。
また、今までにない暖かい気候で難しい雪質だったが、グライダー、グリップ共に完璧な板を作ってくれたワックスマンに感謝したい。
次のバイアスロンショートでは、練習通りの安定した射撃と積極的なレースを展開していきたい。
▼荒井 秀樹 監督
初戦のスプリントレースで、セミファイナルに進んだ太田、阿部の両選手が上位を狙ったが、阿部は後半の登りで逆転を許し、準決勝5位で終わった。太田は好調な滑りを見せ、1位で決勝進出を果たした。
今の太田のコンディションを見ると、十分に優勝を狙えたと思う。ただ、準決勝後に役員が誤ってゼッケンを回収してしまうというハプニングがあった。
決勝のレース展開は、前半はトップで走っていたが、ポイントとなる下りの急カーブで大きくコースアウトしてしまった。すぐにコースに戻ったが、そこから逆転するのは難しく5位に終わった。
大変悔いの残るレースだったが、太田の身体の動きは良かったので、次のレースに期待している。明日以降、チームとして万全に体制を整え、レースに臨んでいきたい。