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IPC障害者ノルディックスキー世界選手権スウェーデン大会4日目の結果
男子座位の久保恒造が2位!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催の世界選手権が2月25日にスウェーデン・ソルフテオで開幕し、大会4日目の男女バイアスロン・ショートが行われました。
日本からは4選手が出場し、久保恒造選手(日立ソリューションズ)が2位に入りました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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IPC障害者ノルディックスキー世界選手権スウェーデン大会 第4日
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■開催日/2月28日(木)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/日本より-8時間
■開催地/スウェーデン・ソルフテオ
■天候/晴れ
■気温/4℃
■雪温/0℃
■開催種目/男女バイアスロン・ショート(男子7.5km、女子6km)
●競技方式
・予選なしの1ラウンドのみで競う
・射撃は1回5発を2回行う
・射撃のペナルティーは1発外すごとに座位の部は1周75m、立位の部
は1周150mのペナルティーループを周回する
●記録内のPはペナルティー(射撃で外した数)。()は内訳
例)P=1(0+1)=ペナルティー1。(1回目+2回目)
【男子】
▼座位の部
久保 恒造(日立ソリューションズ) 2位 21分34秒1 P=0
[優勝:グリゴリ・ムリジン(ロシア) 21分33秒6 P=0]
▼立位の部
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント) 9位 23分44秒9 P=2(0+2)
[優勝:マーク・アレンズ(カナダ) 21分11秒7 P=1(1+0)]
【女子】
▼立位の部
太田 渉子(日立ソリューションズ) 4位 20分10秒9 P=3(2+1)
出来島 桃子(新発田市役所) 8位 21分25秒6 P=3(3+0)
[優勝:ユリア・バテンコバ(ウクライナ) 18分54秒6 P=1(1+0)]
■談話
▼久保 恒造
今回の世界選手権では今日のレースに合わせてきたので、コンディションが良い状態でレースを迎えることができた。
射撃に関しては、横風が非常に強かったので、冷静に風を読んで対処することを意識した。
滑りに関しては、身体が動いていたのと、板も滑っていたので、手応えを感じていた。
当初、ロシア・ロマン選手をターゲットに据えていたが、レース中グリゴリ選手の滑りが非常に良く、レベルの高い射撃をするので、グリゴリ選手を意識したレースに切り替えた。
明日のレースは、強豪ロシア勢から逃げる展開になるので、気持ちを強く持って臨みたい。
▼荒井 秀樹 監督
久保恒造のバイアスロン初戦は、0.5秒の僅差で優勝を逃した。悔しいレースだったが、強豪ロシア勢に勝つには、今年の課題である射撃タイムの短縮が最重要だ。
風やレース展開を読みながら、射撃をレベルアップさせなければならない。この課題さえ自分のものにすれば、より勝利に近づくと確信した。
明日はミドルレースなので、今日の成果と課題を整理して臨みたい。
立位の佐藤圭一、太田渉子、出来島桃子も好調なので、明日、期待している。