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IPC障害者ノルディックスキー世界選手権スウェーデン大会6日目の結果
男子座位の久保恒造が日本人初優勝!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催の世界選手権が2月25日にスウェーデン・ソルフテオで開幕し、大会6日目の男女バイアスロン・ロングが行われました。
日本からは4選手が出場し、久保恒造選手(日立ソリューションズ)が優勝を果たしました。久保選手は世界選手権初優勝となります。バイアスロン競技での優勝は日本人初の快挙となります。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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IPC障害者ノルディックスキー世界選手権スウェーデン大会 第6日
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■開催日/3月1日(金)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/日本より-8時間
■開催地/スウェーデン・ソルフテオ
■天候/晴れ
■気温/-10℃
■雪温/-8℃
■開催種目/男女バイアスロン・ロング(男子15km、女子12.5km)
●競技方式
・予選なしの1ラウンドのみで競う
・射撃は1回5発を4回行う
・射撃のペナルティーは1発外すごとにゴールタイムに1分加算される
●記録内のPはペナルティー(射撃で外した数) ()は内訳
例)P=1(0+1+0+0)
=ペナルティー1(1回目+2回目+3回目+4回目)
【男子】
▼座位の部
久保 恒造(日立ソリューションズ) 優勝 44分04秒0 P=0
▼立位の部
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント) 14位 51分08秒4 P=8(3+1+4+0)
[優勝:ニルス エリック・ウルセット(ノルウェー) 38分19秒6 P=1(0+1+0+0)]
【女子】
▼立位の部
太田 渉子(日立ソリューションズ) 4位 44分47秒5 P=1(0+1+0+0)
出来島 桃子(新発田市役所) 6位 46分15秒4 P=1(1+0+0+0)
[優勝:アンナ・ミレニナ(ロシア) 43分43秒9 P=1(0+0+0+1)]
■談話
▼久保 恒造
今日は2周目までは周りの状況を見ながら、ペースを作っていった。前半は確実に当てていこうとする選手が多く、命中率が高い争いとなった。1位から6位までは秒差で駆け引きが続くレースだった。
後半、上位選手達に射撃ミスが出始め、レースに動きが出てきた中、1位のロシア・ロマン選手にターゲットを絞り、ペースを上げていった。
ロシア・ロマン選手が、3回目の射撃で1回のミスショット以降、一気にペースを上げてきたため、走力差を縮められないためにも同時に自分自身もペースを上げていった。
結果は走力差を縮められることなく、ゴールすることができた。作戦通りのレースが出来、結果も伴ったので、自信に繋がるレースだった。
▼荒井 秀樹 監督
久保恒造が世界選手権大会でバイアスロン日本人初優勝を飾った。今日のレースは、チーム一丸となって走力・射撃全ての面で思い通りのレース展開が出来た。
特に走力においては、前半、イーブンペースを守って射撃に集中させた。トップの選手との走力タイムでは、1周30秒以内をキープさせ、我慢のレース展開が続いた。後半、久保恒造がスピードを上げたことで、ロシア勢のミスショットを誘った。
まだ課題はたくさんあり、特に射撃タイムは平均約35秒だった。ロシア・イレク選手は20秒前後をキープしているので、来年の本番に向けて、この射撃タイム短縮を何としても実現したい。そうすれば、ソチでのセンターポールも確実なものにできると確信したレースだった。
立位の太田渉子は、4位と健闘したが、1発のミスショットに泣いた。上位を狙うには、射撃タイム・命中率共に向上しなければ喰い込むことはできないし、現在、、取り組んでいる走力アップも強化していきたい。
世界選手権も残り、国別リレーとクラシカルミドルレースの2戦となるが、表彰台を目指して頑張っていきたい。