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IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ最終戦 3日目の結果
男子座位の久保恒造が2位!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)最終戦が3月16日にロシア・ソチで開幕し、大会3日目の男女クロスカントリースキー・ロング・クラシカルが行われました。
日本からは5選手が出場し、久保恒造選手(日立ソリューションズ)が2位に入りました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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IPCノルディックスキーワールドカップ最終戦:ロシア大会第3日
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■開催日/3月18日(月)
■スタート時間/午前11時00分
■時差/日本より-5時間
■開催地/ロシア・ソチ
■天候/雪
■気温/-5.1℃
■雪温/-0.4℃
■開催種目/男女クロスカントリースキー・ロング・クラシカル
(男子立位20km、男子座位・女子立位15km、女子座位12km)
【男子】
▼座位の部
久保 恒造(日立ソリューションズ)2位 46分15秒9
[優勝:ラミール・イリャルトディノフ(ロシア) 45分42秒6]
▼立位の部
新田 佳浩(日立ソリューションズ)6位 1時間02分13秒0
瀧上 賢治(JAF愛知)12位 1時間10分57秒6
[優勝:ルーシャン・ミネグロフ(ロシア) 59分00秒9]
【女子】
▼立位の部
阿部 友里香(岩手県立盛岡南高等学校/日立ソリューションズJSC)9位 1時間03分48秒2
[優勝:アレクサンドラ・コノノバ(ウクライナ) 51分05秒4]
▼座位の部
江野 麻由子(秋田県大館市立第一中学校)12位 1時間11分29秒3
[優勝:アンドレア・エスカウ(ドイツ) 42分58秒0]
■談話
▼久保 恒造
ワールドカップ最終戦の初戦を終え、レース前まではどのようなレース展開となるか、感覚を掴めなかったが、実際にレースを行い、手応えを感じたレースだった。
今日のレースは雪質が良くなかったので、体力勝負となったが、長い距離を得意としているので、自身の強みを発揮することができた。
本番に向けて、良いイメージで滑ることができたのは、何よりの収穫だ。
残るレースは、来シーズンを見据えたコース攻略を徹底したレースをしていきたい。
▼荒井 秀樹 監督
前半を抑えて後半勝負の久保恒造が、最終周でイタリア・エンゾー選手を捕え、0.4秒差で2位に入った。
最終の10km~15kmの走りは、夏場に車いすマラソンで鍛えた持久力が出せたと思う。
課題となるダウンヒルやコーナーのスキーテクニックを磨けば、より上位を目指すことができるだろう。
新田佳浩はワックスの難しいコンディションの中、諦めずに粘りのスキーをした。15km以降のラップを見ると、ロシアの選手たちと互角のタイムで走っていることから、今日の6位は価値のある成績だと思う。表彰台を逃したものの、後半追い上げることができたのは、大きな自信に繋がった。
瀧上賢治、阿部友里香、江野麻由子も最後まで健闘し、走り切った。
明日は国別対抗のリレー競技となるので、チーム一丸となって戦いたい。