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IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ最終戦 最終日の結果
男子座位の久保恒造が2位!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)最終戦が3月16日にロシア・ソチで開幕し、大会最終日の男女バイアスロン・ロングが行われました。
日本からは5選手が出場し、久保恒造選手(日立ソリューションズ)が2位に入りました。
なお、本日のレースを持ちまして、今季のW杯全日程が終了し、久保恒造選手がW杯バイアスロン年間総合ランキング1位を、太田渉子選手が同ランキング3位を獲得しました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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IPCノルディックスキーワールドカップ最終戦:ロシア大会最終日
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■開催日/3月21日(木)
■スタート時間/午前11時00分
■時差/日本より-5時間
■開催地/ロシア・ソチ
■天候/晴れ
■気温/5℃
■雪温/0℃
■開催種目/男女バイアスロン・ロング
(男子15km、女子12.5km)
●競技方式
・予選なしの1ラウンドのみで競う
・射撃は1回5発を4回行う
・射撃のペナルティーは1発外すごとにゴールタイムに1分加算される
●記録内のPはペナルティー(射撃で外した数) ()は内訳
例)P=1(0+1+0+0)
=ペナルティー1(1回目+2回目+3回目+4回目)
【男子】
▼座位の部
久保 恒造(日立ソリューションズ) 2位 54分01秒4 P=1(1+0+0+0)
[優勝:グリゴリ・ムリジン(ロシア) 52分53秒9 P=0]
▼立位の部
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント) 10位 54分47秒6 P=1(0+0+0+1)
[優勝:ニルス エリック・ウルセット(ノルウェー) 45分53秒0 P=1(0+1+0+0)]
【女子】
▼立位の部
出来島 桃子(新発田市役所) 6位 57分13秒2 P=1(0+1+0+0)
太田 渉子(日立ソリューションズ) 10位 1時間01分10秒6 P=2(2+0+0+0)
阿部 友里香(岩手県立盛岡南高等学校/日立ソリューションズJSC) 12位 1時間11分58秒0 P=7(0+3+1+3)
[優勝:イリーナ・ブイ(ウクライナ) 50分13秒8 P=0]
■談話
▼久保 恒造
今日のレースは今シーズン、ラストレースだったが、レース前半は周りの選手を見ながら、ペース配分し、射撃はを20秒台前半でいくことを意識した。
射撃1回目の初弾を外したのは、射撃タイムを過剰に意識しすぎてしまったためだった。
今日のレース、そして、シーズンを通して実感したのは、いかに走力で勝てるかということに尽きる。
やはり、あらゆる局面を想定して、刻々と変わるレース展開に応じて、攻めと守りの射撃や走りを使い分け、レースを優位に進めていくことが重要だ。
来シーズンの本番に向けて、すべきことを整理し、しっかりと取り組んでいきたい。
今シーズンも皆様の応援のおかげで、しっかりと戦うことができました。応援ありがとうございました。これからも頑張っていきますので、引き続き、応援をよろしくお願い致します。
▼荒井 秀樹 監督
ワールドカップ最終戦が終わり、今シーズン、すべてのレースが終了した。久保恒造がバイアスロンで全てのレースにおいて、表彰台に上がる強を見せ、来年に向けて大きな弾みとなった。
その一方で、立位の選手たちが苦戦を強いられた結果になった。特に、女子ではロシア、ウクライナの若手選手が急成長しており、太田、出来島共に走力だけ見れば、なかなか上位に入ることが出来ない現状だった。来年のソチ大会に向けて、春から特別強化を進めていかなければ、ソチでの目標達成は大変厳しいと思う。
今日のレースで久保恒造が見せた粘り強さや精神力を他の選手たちにも見倣わせ、チーム全体を強化していきたい。
今シーズン、応援いただいたチームスポンサーをはじめ、多くの方々の応援をいただき、感謝申し上げます。また、ボランティアでサポートしてくださったスタッフやコーチの皆さんにも改めてお礼を申し上げます。
ソチに向けて、より一層奮闘いたしますので、引き続き、ご声援の程、宜しくお願い致します。