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IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ第1戦 3日目の結果
男子立位の新田佳浩、男子座位の久保恒造が共に5位!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が12月9日にカナダ・キャンモアで開幕し、大会3日目の男女クロスカントリースキー・ロング・クラシカルが行われました。
日本からは2選手が出場し、新田佳浩選手、久保恒造選手(共に日立ソリューションズ)が5位に入りました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:カナダ大会3日目
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■開催日/12月12日(木) ■スタート時間/午前10時00分
■時差/日本より-16時間 ■開催地/カナダ・キャンモア
■天候/曇り ■気温/−4℃ ■雪温/−7℃
■開催種目/男女クロスカントリースキー・ロング・クラシカル
(立位20km、座位13.3km)
【男子】
▼座位の部
久保 恒造 5位 38分53秒1
[優勝:イレク・ザリポフ(ロシア) 38分06秒3]
▼立位の部
新田 佳浩 5位 58分00秒2
[優勝:ルーシャン・ミネグロフ(ロシア) 53分52秒2]
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■談話
▼新田 佳浩
ソチ本番で狙っている種目だったので、この結果は非常に悔しい気持ちが強い。今シーズン、ペースを落とさないように意識してトレーニングして来た事が出せなかったのは今後の課題だ。今日のレースでペースが落ちたのは、疲れた時にフォームがバラバラになってしまった事が原因なので、苦しい中でも技術的な部分をしっかりと出せるように意識して、ソチに臨みたい。
▼久保 恒造
現段階の自身の仕上がり具合を考えると、入賞圏内が目標だった。結果は5位だったが、レース内容としては想定内のレースを展開する事ができた。このコース自体は得意とする登りが少ないので、それを考えると、内容としては決して悪くはなかった。中一日置いて、バイアスロンレースが始まるが、一戦一戦大切にして、実践でしか積めない感覚を早く掴んでいきたい。
▼荒井 秀樹 監督
ロングレースをロシア勢と競い、久保恒造、新田佳浩共に5位という結果だった。久保のレース展開は、前半、3位以内の選手と秒差で戦い、今持てる力を出し切った。また、久保、新田共に、最後の周回ではトップの選手と遜色の無い走りをしているので、前半から中盤への繋ぎをどのように戦うかが課題だ。
シットスキーの用具開発やワックスなど、まだまだ改善出来る点があるので、早急に対応したい。選手の課題も明確になったので、本番の種目でもあるロングレースで表彰台を目指して頑張っていきたい。日本の皆様の応援をありがとうございました。