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IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ第1戦 4日目の結果
男子座位の久保恒造が2位!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が12月9日にカナダ・キャンモアで開幕し、大会4日目の男女バイアスロン・ショートが行われました。
日本からは4選手が出場し、久保恒造選手(日立ソリューションズ)が2位に入りました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:カナダ大会4日目
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■開催日/12月14日(土) ■スタート時間/午前10時00分
■時差/日本より-16時間 ■開催地/カナダ・キャンモア
■天候/曇り ■気温/0℃ ■雪温/−1.5℃
■開催種目/男女バイアスロン・ショート(男子7.5km、女子6km)
●競技方式
・予選なしの1ラウンドのみで競う
・射撃は1回5発を2回行う
・射撃のペナルティーは1発外すごとに1周150mのペナルティー
ループを周回する
●記録内のPはペナルティー(射撃で外した数)。()は内訳
例)P=1(0+1)=ペナルティー1。(1回目+2回目)
【男子】
▼座位の部
久保 恒造 2位 22分03秒3 P=0
[優勝:イレク・ザリポフ(ロシア) 21分54秒4 P=0]
▼立位の部
佐藤 圭一 5位 20分22秒3 P=0
[優勝:アザト・カラチュリン(ロシア) 19分17秒1 P=1(0+1)]
【女子】
▼立位の部
出来島 桃子 3位 20分10秒0 P=1(1+0)
太田 渉子 5位 22分11秒5 P=5(2+3)
[優勝:アレーナ・カウフマン(ロシア) 18分26秒3 P=0]
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■談話
▼久保 恒造
シーズン初戦のバイアスロンレースで、今日のレースプランは1周目はハイペースで入り、良い順位に付けて1回目の射撃を行う事を意識した。その1回目の射撃では、上位選手が全員当てていたので、自分も確実に当て、2周目で勝負を掛けた。
その2周目はオーバーペースで入り、そこでメダル圏内にいないと厳しいという意識はあった。2回目の射撃はオーバーペースの状態で行ったが、時間を掛けて1発1発慎重に当てた。
後は逃げ切る形となったが、周りの選手の状況を見ながら、思い通りのレースを展開する事はできた。これも、最後尾の良い位置でスタートを切れたのが大きかった。
▼荒井 秀樹 監督
バイアスロン初戦、このシーズンに向けて、重負荷での射撃タイム短縮、命中率向上を目標に取り組んできた。今日のレースでは、久保恒造、佐藤圭一、出来島桃子がほぼ思い通りのレースを展開出来た。
トップから9秒差の久保は、明日以降のミドル、ロングレースで、より高い表彰台を狙える位置に付けている。男子立位の佐藤も5位入賞を果たし、ソチへ弾みを付けた。女子立位の出来島は、ペナルティ1ではあったが、粘りの走りで3位を勝ち獲った。ゴールして悔し涙を見せた太田渉子は、10発中ペナルティ5で5位という結果だったが、射撃を修正すれば上位に入れる力を持っている。気持ちを切り替えて、明日以降のレースに全力を発揮してもらいたい。