====================================
IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ 第1戦5日目の結果
バイアスロン・スプリントで女子立位の阿部友里香選手が6位
====================================
国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が12月10日にフィンランド・ヴォッカティで開幕し、大会5日目の男女バイアスロン・スプリントが行われました。
日本からは2選手が出場し、女子立位の阿部友里香選手(日立ソリューションズJSC)が6位、佐藤圭一選手(エイベックス・グループ・ホールディングス)が12位に入りました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります
====================================
IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:フィンランド大会5日目
====================================
■開催日/12月17日(水)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/日本より-7時間
■開催地/フィンランド・ヴォッカティ
■天候/雪 ■気温/-1℃ ■雪温/-2℃
■開催種目/男女バイアスロン・スプリント
男子2.5km×3(7.5km)、女子2.0km×3(6km)
●競技方式
・1周ごとに1回射撃を行う、銃は電子銃を使用する
・射撃は1回5発を2回行う
・射撃のペナルティーは1発外すごとに1周150mのペナルティーループを周回する
●記録内のPはペナルティー(射撃で外した数)。()は内訳
例)P=1(0+1)=ペナルティー1。(1回目+2回目)
************************************************************************
【男子】
▼立位の部
佐藤 圭一 12位 24分12秒2 P=2(2+0)
[優勝:イホール・レプティウク(ウクライナ)20分26秒3 P=0]
【女子】
▼立位の部
阿部 友里香 6位 23分26秒2 P=1(0+1)
[優勝:アレクサンドラ・コノノバ(ウクライナ)19分38秒7 P=0]
************************************************************************
■談話
▼阿部 友里香 選手
今回は初めてエレクトロニック銃を使用したレースでした。やはり普段のバイアスロンのレースとは違うので心配もありましたが、バイアスロンコーチのおかげもあり落ち着いてレースに臨むことができました。
走りのほうでは最後まで諦めず走ることができましたが、まだまだ他国との差は大きいのでつぎの大会までに改善するようにしたい。
▼荒井 秀樹 監督
フィンランドワールドカップの最終レースは、今回初めて電子銃による、バイアスロンレースだった。
大会側が用意した電子銃は10丁しかなく、10人以上のエントリーの場合は、グループを2つに分けてレースが行われた。
阿部友里香は、1回目の射撃は満射で3位と18秒差につけて2周目へ向かった。2回目の射撃で1発外し、7位に順位を落としたが、ロシアのナターリアとの17秒差を逆転し、順位を6位に上げた。
佐藤圭一は1回目の射撃で2発外して出遅れ14位だった。2回目の射撃は満射で12位でゴールした。
電子銃でのレースは、大きなトラブルもなく終了したが、エアライフルと違い風の影響を読んだりすることがない点、一部選手からは不満の声があがった。今後パラリンピックを発展させていくためには、エアライフルと電子銃とのどちらを選択するかが議論されていくだろう。
これでフィンランドワールドカップが終わり、国内に戻り年末年始の旭川合宿1月11日の全日本大会になります。多くの皆さんの応援ありがとうございました。
====================================
今シーズンのスケジュール
====================================
1月11日 第17回全日本障害者クロスカントリースキー競技大会 北海道/旭川市
1月24日~2月1日 2015IPCノルディックスキー世界選手権大会 アメリカ/ケーブル
2月14日~19日 ワールドカップ第2戦 日本/旭川市
3月7日・8日 2015ジャパンパラクロスカントリースキー競技大会 長野県/白馬村
3月16日~22日 ワールドカップ最終戦 ノルウェー/サニーベール