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2015IPCノルディックスキー世界選手権大会 4日目の結果
クロスカントリー・スプリント・クラシカルで女子立位の阿部友里香が5位!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のノルディックスキー世界選手権大会が1月24日からアメリカ ウィスコンシン州のケーブルで開幕し、大会4日目の男女クロスカントリー・スプリント・クラシカルが行われました。
日本からは2選手が出場し、女子立位の阿部友里香選手(日立ソリューションズJSC)が決勝に進出し5位に入賞しました。男子立位の岩本啓吾(東京美装興業)は20位で準決勝進出はなりませんでした。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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2015IPCノルディックスキー世界選手権大会:4日目
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■開催日/1月28日(水)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/日本より-15時間
■開催地/アメリカ ウィスコンシン州ケーブル
■天候/晴れ ■気温/-6℃ ■雪温/-6℃
■開催種目/クロスカントリー・スプリントクラシカル(男女共1.2km)
●競技方式
・男子
予選通過12位まで準決勝に出場
準決勝6人二組から、それぞれの組の3位まで決勝に出場
決勝を6人で行う
・女子
予選通過8位まで準決勝に出場
準決勝4人二組から、それぞれの組の3位まで決勝に出場
決勝を6人で行う
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【男子】
▼立位の部
岩本 啓吾 20位 3分秒55秒86(予選タイム)
[優勝:ブラディスラフ・レコムチェフ(ロシア)2分54秒97(予選タイム)]
【女子】
▼立位の部
阿部 友里香 5位 3分57秒16(予選タイム)
[優勝:アレクサンドラ・コノノワ(ウクライナ)3分42秒65(予選タイム)]
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■談話
▼阿部 友里香
今日のスプリントでは予選、準決勝とも落ち着いてレースをすることができた。
初めての決勝では前半は前の人に食らいついていき、下りでスキーが滑ったので追い抜くことができたが、ゴール手前で追い越されてしまった。しかしスプリントでファイナルまで残れたのは良い経験になった。
▼長濵 一年 クロスカントリーコーチ
本日、Sprint 1.2km/クラシカル競技が行われた。
日本は女子の「阿部友里香」と男子の「岩本啓吾」ともに若手の2人を出場させた。
今日の阿部は予選から積極的な滑りを見せ予選を4位で通過し、続くセミファイナルでも切れのある滑りを見せ、見事6人で行われるファイナルへ進んだ。ファイナルでは挑戦者として思い切るレースを心がけ、スタート、終盤まで激しいデットヒートを繰り広げたが惜しくも5位に終わった。しかし、今日のレースは今後の日本チームにとって明るい収穫あるレース内容であり高く評価したい。
一方、岩本は世界大会のレース経験が浅いことで焦りもありスタート直後に転倒、終始リズムをつかめず予選敗退となったが、今日の悔しさをバネにリベンジを誓い次のレースで頑張って欲しい。
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今シーズンのスケジュール
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2月14日~19日 ワールドカップ第2戦 日本/旭川市
3月7日・8日 2015ジャパンパラクロスカントリースキー競技大会 長野県/白馬村
3月16日~22日 ワールドカップ最終戦 ノルウェー/サニーベール