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2016IPC ノルディックスキーワールドカップ最終戦
3月15日(火)フィンランド ボッカティで、いよいよ開幕!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のノルディックスキーワールドカップ(大会略称名:障害者スキーW杯)最終戦フィンランド大会が3月15日(火)からフィンランド・ボッカティで開催されます。
今回、日本からはクロスカントリースキー/バイアスロン代表の7選手が出場します。
以下、ワールドカップのスケジュール、選手、監督、コーチのコメントとなります。
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ワールドカップ第3戦スケジュール : フィンランド・ボッカティ
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3月15日(火)バイアスロン・スプリント 6km/7,5km
16日(水)バイアスロン・ロング 12,5km/15km
17日(木)クロスカントリー・クラシカル 0,8km/1,3km
18日(金)バイアスロン テストレース(22口径銃) 0,8 km/1,3 km
19日(土)クロスカントリー・クラシカル・スキー・マラソン 20km/30km
20日(日)クロスカントリー・フリー 5km/7,5km
※スタート時間は現地時間、毎日午前10時の予定
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出場選手/監督・コーチ コメント
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*プロフィール内 LW、Bは障害のクラス分け記号
【選手】
■男子
▼視覚
≫高村 和人(岩手県立盛岡視覚支援学校教諭)
たかむら かずと/ 1982年7月29日生/ 岩手県出身/B1:視覚障害
今大会の目標は、今シーズンを締めくくるに相応しいレースにすること。
関わった全ての方々に感謝の気持ちを込めて全力で滑走したいと思います。
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≫藤田佑平 (早稲田大学大学院スポーツ科学研究科)
ふじた ゆうへい/1992年8月27日生/北海道旭川市出身/ガイドランナー
高村選手と私は今シーズン初のW杯出場となる。その中で好成績をめざすだけでなく、私達がトップレベルの選手と、どの程度の差があるのか、どのような違いがあるのかを把握していきたい。
全力で最終戦頑張ります。皆さま応援よろしくお願いいたします。
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▼立位
≫新田 佳浩(日立ソリューションズ)
にった よしひろ/1980年6月8日生/岡山県西粟倉村出身/LW8:片腕障害
ドイツ大会では不本意な滑りだっただけに、今シーズン最後のワールドカップでは、平昌パラリンピックでも正式種目になっているスプリントクラシカルでベストパフォーマンスをして、来シーズンに繋がる滑りをしたい。
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≫佐藤 圭一(エイベックス・グループ・ホールディングス)
さとう けいいち/1979年7月14日生/愛知県名古屋市出身/LW8:片腕障害
今年はトレーニング内容も大きく変わり、スキーと射撃にそれぞれ大きな課題がありますが、今シーズンで一番のパフォーマンスを発揮できるよう、この最終戦に向けて計画しトレーニングしてきたことの総集編として臨みたいと思います。
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≫岩本 啓吾(東京美装興業)
いわもと けいご/ 1995年11月20日生/岐阜県飛騨市出身/LW3:下肢障害
今回のフィンランド大会は、自分にとって初戦であり最終戦です。
今回は30キロという初めて経験する距離のレースに出場します。
今シーズン練習したことを意識して今のベストを出せるようにしていきたい。
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≫星澤 克(立命館慶祥高等学校)
ほしざわ まさる / 2000年2月24日生/ 北海道札幌市出身 / LW8:片腕障害
今回自分は、クラシカルスプリント、スケーティングミドルに出場します。
今シーズンのW杯は、このフィンランド大会が最初で最後です。今までのインターハイ、アジアカップ、そしてジャパラよりもいい走りで今シーズンを締めくくれるいい大会にしたいです。
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■女子
▼立位
≫出来島 桃子(新発田市役所)
できじま ももこ/1974年6月24日生/新潟県新潟市出身/LW6:片腕障害
ワールドカップフィンランド大会は今シーズンの最終戦なので、今シーズンで練習してきたことが出来るように頑張りたい。
射撃では、ドイツ大会での反省を振り返って、命中率を上げられるようにしたい。スキーでも、練習通りに走れるように頑張りたい。
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≫阿部 友里香(大東文化大学・日立ソリューションズJSC)
あべ ゆりか/1995年10月7日生/岩手県山田町出身/LW6:片腕障害
シーズンに入ってから4ヶ月。あっという間に最終戦フィンランド大会を迎えます。
ドイツ大会から帰国後、もう一度長い時間スキーに乗り込むため札幌で合宿を行いました。今大会では今の現状を把握し、オフトレーニングや来シーズンに活かせるレースをしたいと思います。
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【監督・コーチ】
≫≫監督 荒井 秀樹 (日立ソリューションズ)
2015-2016シーズンのIPCワールドカップ最終戦が開幕します。
この大会は、シーズン世界ランキングが決まる重要な大会であり、例年3月に行われる唯一の国際大会で、パラリンピックが開催される3月と同時期に行われています。すなわち、パラリンピック選手たちは、この時期にサイクルを合わせて年間のスケジュールを組み立てています。
日本代表選手7名が、狙う種目に照準を合わせエキサイティングなレースに挑みます。
また今大会には、SAJコーチでもある藤田善也氏(早稲田大学)が動作解析、パラチーム/フィジカルコーチとしても帯同しており、今後の医科学的な取り組みにも注目しています。
また、今大会期間中に、バイアスロンの22口径ライフルを使用したテストレースも行われます。
日本選手たちへの、皆様の熱い応援をどうぞよろしくお願いします。
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≫ヘッドコーチ 長浜 一年(※浜は濱:さんずいに賓)(日立ソリューションズ)
3月15日~3月20日までフィンランド/Vuokattiで開催されるIPCワールドカップ最終戦に向け我々は現地にて最終調整を行っている。
今遠征には選手7名とスタッフ7名の計14名で臨んでいる。選手の仕上がりも上々で今シーズンを締めくくる大会ということもあり、選手もやる気に満ち意気込みを見せている。
今大会では2年後に控えた韓国ピョンチャンパラリンピック大会本番を見据えた選手個々のレベルアップと戦術の強化、そして日本チームのチーム戦力を試す大会と位置づけ挑む次第である。
試合では選手がベストを尽くし、スタッフは全力で選手をサポートし好成績を収められるようチーム一丸となって戦い抜きたいと思う。
皆さんの熱い声援を最後までよろしくお願いします。
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≫大和田いつか バイアスロンコーチ
全弾命中をめざすことはもちろんのことですが、良くても悪くても次につながるよう思い切ったレースをしてもらいたい。前回と同様、とにかくトレーニングでやってきたことを実行するのみです。
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