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2016IPC ノルディックスキーワールドカップ最終戦6日目の結果
クロスカントリー・ミドル・フリーで出来島桃子選手が6位入賞!!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のノルディックスキーワールドカップ(大会略称名:障害者スキーW杯)最終戦フィンランド大会が3月15日(火)からフィンランド・ボッカティで開催され、最終日となる本日、男女クロスカントリー・ミドル・フリーが行われました。
日本からは6選手が出場し、出来島桃子選手が6位に入賞しました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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IPCノルディックスキーワールドカップ最終戦:フィンランド大会6日目
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■開催日/3月20日(日)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/7時間
■開催地/フィンランド・ボッカティ
■天候/晴れ ■気温/-12℃ ■雪温/-14℃
■開催種目/男女クロスカントリー・ミドル・フリー
男子立位・視覚10km、女子立位7.5km
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【男子】
▼立位の部
佐藤 圭一(エイベックス・グループ・ホールディングス) 11位 25分25秒9
星澤 克(立命館慶祥高等学校) 14位 28分04秒7
岩本 啓吾(東京美装興業) 16位 28分27秒1
[優勝:ベンジャマン・ダビエ(フランス) 22分38秒4]
▼視覚障害の部
高村 和人(岩手県立盛岡視覚支援学校教諭)
18位 30分24秒1
藤田 佑平(ガイドランナー、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科)
[優勝:ブライアン・マッキーバー(カナダ) 22分31秒1]
【女子】
▼立位の部
出来島 桃子(新発田市役所) 6位 22分45秒0
阿部 友里香(日立ソリューションズジュニアスキークラブ/大東文化大学)
9位 23分17秒9
[優勝:アンナ・ミレニア(ロシア)19分59秒2]
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■談話
▼出来島 桃子 選手(新発田市役所)
今シーズン最後のレースだったので、今できることをやることを目標として臨んだ。
課題については、今後、やれることから取り組んでいきたい。
▼長濱 一年 ヘッドコーチ (日立ソリューションズ)
競技最終日の今日、クロスカントリー種目ミドルフリー競技が行われ、立位の部女子7.5kmに出場した出来島選手が健闘する滑りを見せ6位となった。フリーテクニックを得意とする出来島選手は前半やや出遅れる展開だったが、中盤から徐々にスピードに乗り、後半は勢いを増し、勝負どころとなる登りでも切れのあるピッチで順位を上げ素晴らしい滑りを見せてくれた。
調子も上向き傾向だっただけに今日の滑りは納得の行くレースが出来たと感じている。
今後は課題としているスピード力に磨きをかけ、更にワールドカップで上位をめざし、世界ランキングも上げて欲しいと期待を寄せている。
▼荒井 秀樹 監督(日立ソリューションズ)
本日のレースで2015/2016シーズンの全レースが終了しました。
ワールドカップファイナルで銅メダルの新田佳浩、初開催となったアジアカップでのブラインドの高村和人、スタンディングの阿部友里香、出来島桃子のメダル獲得など2018平昌パラリンピックに向けた強化の取り組みが進んでいます。
これもご指導いただいたスキー関係者、チームスタッフの献身的なサポートがあって初めて達成できたと思います。
私たちの目標は平昌パラリンピックでのメダル獲得で、更なる強化と勝利に向けた、より質の高いチーム作り、強化をめざしています。
来季3月には、旭川市に次ぐ、札幌市においてバイアスロンも含めた2017IPCノルディックスキーワールドカップがファイナル大会として開催が準備されています。
パラ選手の強化、ジュニアの発掘・育成にも大きな役割を果たすでしょう。
最後になりますが、今シーズン、日本からの沢山の励ましや応援をいただきました。
心から感謝申し上げます。
また遠征にご支援下さいましたチームスポンサー企業・団体の皆様、JSC、JPC、日本財団パラサポート、SAJDの皆様や多くの関係者の皆様に御礼を申し上げて、今季最後のレースを無事終了したことをご報告申し上げます。
ご声援ありがとうございました。