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IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ第2戦 1日目の結果
クロスカントリー・ミドル・クラシカルで阿部友里香選手が銅メダル!!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第2戦が1月13日にウクライナのヤヴォリヴにあるウェスタン・リハビリテーション&スポーツ・センターで開幕し、大会1日目の男女クロスカントリー・ミドル・クラシカルが行われました。
本日のレースは暴風雪のため、予定されていた距離を男子は10kmを7.5kmに、女子は7.5kmを5kmに短縮しての過酷なレースとなりました。
日本からは3選手が出場し、阿部友里香選手(日立ソリューションズJSC・大東文化大学)が銅メダルを獲得しました。阿部選手はフィンランド大会に続くメダルです。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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IPCノルディックスキーワールドカップ第2戦:ウクライナ大会1日目
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■開催日/1月13日(金)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/7時間
■開催地/ウクライナ・ヤヴォリヴ
■天候/雪 ■気温/-9℃ ■雪温/-10℃
■開催種目/男女クロスカントリー・ミドル・クラシカル
立位・視覚男子7.5km 立位・視覚女子5km
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【男子】
▼立位の部
岩本 啓吾(東京美装興業) 12位 31分25秒0
[優勝:イホール・レプティウク(ウクライナ) 26分12秒9 ]
▼視覚障害の部
高村 和人(岩手県立盛岡視覚支援学校教諭) 10位 31分15秒8
(ガイドランナー 藤田 佑平)
[優勝:トマス・クラリオン(フランス) 25分15秒9]
【女子】
▼立位の部
阿部 友里香(日立ソリューションズJSC・大東文化大学) 3位 21分19秒3
[優勝:オレクサンドラ・コノノワ(ウクライナ) 19分53秒1]
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■談話
▼阿部 友里香選手(日立ソリューションズJSC・大東文化大学)
本日は悪天候の中でのレースでとても厳しい状況だったが、スタッフの方々が最善を尽くしてくれたおかげで安心してスタートを切ることができた。
レース中も我慢する場面が多かったが今までやってきたことを意識して、そしてコースで情報をくれるスタッフの声に耳を傾けて落ち着いて滑ることができた。この状況下で3位を取ることができたのはとても嬉しい。
引き続きレースが続くので最後まで気を引き締めて頑張りたい。
▼ヘッドコーチ 小林 卓司(北海道倶知安高等学校教諭)
本日(1月13日)クロスカントリー競技男子7.5kmミドル・女子5kmミドル、クラシカルテクニックレースが行われた。
悪天候のため男子・女子共に2.5km短縮されたレースとなった。その中で日本の3選手とも闘志あふれる走りを見せてくれた。先陣を切って立位クラスの岩本選手が前半を好タイムで通過。ブラインドクラスの高村選手も強風の中、ガイドの藤田コーチの声に必死に食らいついての滑り。そして、今シーズン成長著しい阿部選手がウクライナ勢の追い上げをかわしての表彰台獲得となった。
コース状態が良くないため、グリップワックスを極力抑えて、滑走性重視の作戦に見事に応えた3人の走りと、ワックス担当の嶋田コーチに感謝したい。この流れを最後まで続けて行くように、次戦も選手・スタッフ一丸で戦って行きます。
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今シーズンのスケジュール
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2017年
1月13日~20日 IPC ワールドカップ第2戦 ウクライナ/ウェスタン・センター
2月11日~19日 IPC 世界選手権 ドイツ/フィンステラウ
3月10日~15日 IPC ワールドカップ第3戦 韓国/ピョンチャン
3月18日~22日 IPC ワールドカップ最終戦 日本/札幌
3月27日~4月1日 INAS 知的障害者スキー世界選手権大会 フランス