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2018INAS知的障害者スキー世界選手権大会
3日目リレーの結果!
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国際知的障害者スポーツ連盟(INAS)主催の2018INAS知的障害者スキー世界選手権大会が2月27日(火)からポーランドのザコパネで開幕し、大会3日目の男女リレー、男女ミックスリレーが行われました。
本日のレースでは、日本女子(青柳伶奈、中澤恵)が2位、日本男子(阿部昂平、村越裕太郎、角谷真人)が4位、男女ミックス(青柳伶奈、阿部昂平、村越裕太郎)で3位に入賞しました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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2018 INAS知的障害者スキー世界選手大会:3日目
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■開催日/3月1日(木)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/-8時間
■開催地/ポーランド ザコパネ
■天候/晴れ ■気温/-16℃ ■雪温/-15℃
■開催種目/クロスカントリースキーリレー(クラシカル走法)
男子、男女ミックス 2.5kmX3人、女子 2.5kmX2人
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【男子】
●日本チーム 4位 27分51秒1
1走:阿部 昂平(社会福祉法人 伸康会) 9分05秒4(区間4位)
2走:村越 裕太郎(特別養護老人ホームあかね園) 8分34秒9(区間3位)
3走:角谷 真人(雪国の宿 ホテル高半) 10分10秒8(区間4位)
[優勝:ロシア 23分38秒3]
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【女子】
●日本チーム 2位 26分57秒6
1走:青柳 伶奈(北海道美深高等養護学校あいべつ校)12分33秒1(区間2位)
2走:中澤 恵(長岡市立高等総合支援学校) 14分24秒5(区間2位)
[優勝:ロシア 21分46秒1]
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【男女ミックス】
●日本チーム 3位 32分00秒3
1走:青柳 伶奈(北海道美深高等養護学校あいべつ校)13分02秒7(区間3位)
2走:阿部 昂平(社会福祉法人伸康会) 9分52秒2(区間3位)
3走:村越 裕太郎(特別養護老人ホームあかね園) 9分05秒4(区間2位)
[優勝:ロシア 28分58秒0]
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■談話
▼阿部 昂平 選手(社会福祉法人 伸康会)
ミックスリレーでは、2走として、アンカーの村越さんにいい流れで渡せるよう、そして、選ばれなかったメンバーのためにもメダルを取りたかったので、自分が今持てる力を発揮できてよかったです。
ただ、世界のレベルの高さを感じ、自分がいる位置を知ることができたので、また次のレースに生かしたいです。
▼村越 裕太郎 選手(特別養護老人ホームあかね園)
一昨日の10㎞と昨日のスプリント、今日の男子リレーでは惜しくも4位とメダルは取れませんでした。
ミックスリレーでは、無事3位に入ることができてよかったです。
グリップワックスもきき、リズムよく走ることができてよかったです。ワックスマンに感謝します。
明日の最終日は15㎞なので、苦しいかもしれないですが、最後まで走り切ってメダルを取れるよう頑張りたいです。
▼角谷 真人 選手(雪国の宿 ホテル高半)
今日のリレーでは3走として、フランス選手が上り坂で前に見えましたが追いつくことができませんでした。
上り切った下り坂で離されてしまい、そのままゴールする結果となり、自分の中はベストを尽くした走りができました。
明日の15㎞は一斉スタートなので、あわてず前の選手についていけるよう頑張りたいです。
▼青柳 伶奈 選手(北海道美深高等養護学校あいべつ校)
今日は女子リレーとミックスリレーに出場しました。昨日のスプリントより体も動き、とても気持ちよく走ることができました。
カーブでは、すぐに切り替えて転ばないよう、バランスをとりながらコースに入ることができてよかったです。
女子リレーでは2位という結果で、銀メダルを獲得できてとても嬉しいです。
ミックスリレーでは、自分が1走で、登り坂では少しつらかったですが、ゴールまで粘ることができました。
結果は3位で銅メダルを獲得できて嬉しかったです。明日の10kmフリーも全力で頑張りたいと思います。
▼中澤 恵 選手(長岡市立高等総合支援学校)
今日のリレーでは、登りがきつかったですが、今までのレースの中では良い走りができました。
あきらめずに滑ったので銀メダルを取れたと思います。とても嬉しいです。
明日の10kmフリーも頑張りたいと思います。
▼莅戸 剛仁 ヘッドコーチ(北海道鷹栖養護学校 教諭)
大会3日目は、クロスカントリースキーリレー・男子、男女ミックス2.5kmX3人、女子2.5kmX2人が行なわれた。
男子は1走阿部、2走村越、3走角谷、女子は1走青柳、2走中澤、男女ミックスは1走青柳、2走阿部、3走村越で編成した。
男子が4位、女子が銀メダル、男女ミックスが銅メダルの結果だった。
男子1走の阿部は、ロシア、ポーランド、フランスに続き約30秒差の4位で第2走者の村越につないだ。その村越は3位のフランスと13秒追い上げ、第3走者の角谷へつなだ。粘り強い走りをしたが差を離され4位でゴールした。
女子の1走は青柳、2走は中澤。スタート後から前を行くロシアに離されたものの、自分のペースを守り第2走者中澤へ。中澤も、前日までの2レースより体が動き、あきらめずに走り2位でゴール、銀メダルを獲得した。
男女ミックスリレーは、1走青柳、2走阿部、3走村越で組み、銅メダルを獲得した。
健闘したが、第1走者から~3走者まで終始3番手で走り、そのままゴールした。
前日までの2レースをふまえ力を発揮し、2カテゴリーでメダルを取ることができた。
ただ、メダルは獲得したものの、他国との差が離れつつある。メンバー個々にタイムを少しでも短縮し各走者へつなげることができれば、次回大会以降の同種目に期待できる。
男女一斉スタート、ゴール後の時間をおいてスタートしたミックスリレー。
慌ただしく時間が限られている中、選手のグリップワックスを調整しメダルに導いた、嶋田ワックスコーチにも感謝する。
連日、気温、雪温ともに低いが選手たちは徐々に現地の環境に慣れ、調子を上げている。ショートフリー、スプリント、リレーと続いて、明日の3月2日最終日、ロング・フリー男子15㎞、女子10㎞では、最大限の力を発揮して粘り強く走り、上位進出を期待したい。
引き続き、応援よろしくお願いします。
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今シーズンのスケジュール
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2018年
2月27日~3月2日 INAS 知的障害者スキー世界選手権大会 ポーランド
3月10日~18日 平昌パラリンピック 韓国/ピョンチャン