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IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ第1戦 3日目の結果
男子立位の新田佳浩が優勝!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が、1月15日からフィンランド・ヴォッカティで開催され、大会3日目の男女立位クロスカントリースキー・ミドル・パシュートが行われました。
日本からは4選手が出場し、新田佳浩選手(日立ソリューションズ)が今シーズン自身初となる、また日本チームとしても初となる優勝を果たしました。また、太田渉子選手(日立ソリューションズ)は2戦連続となる2位入賞を果たしました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下のとおりとなります。
【IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:フィンランド大会第3日】
■開催日/1月18 日(火)
■スタート時間/午前10 時
■時差/日本より‐7時間
■開催地/フィンランド・ヴォッカティ
■天候/曇り 気温/-7℃ 雪温/-7℃
■開催種目/男女立位クロスカントリースキー・ミドル・パシュート
■競技方式/2011シーズンから採用された競技種目。予選を行い、上位選手(基準タイム※をクリアした者)が決勝に進出。
決勝では予選のタイム差と障害の程度差を計算した合計タイムでスタートし、順位を競う。
※予選トップタイムの130%以内
■男子
▼立位の部
新田 佳浩(日立ソリューションズ) 優勝
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント)13位
■女子
▼立位の部
太田 渉子(日立ソリューションズ) 2位
出来島 桃子(新発田市役所) 6位
[優勝:アンナ・ブルミストロバ(ロシア)]
■談話
▼新田 佳浩
新種目で勝てたことは、次のソチパラリンピックを考えたときに今後の自信に繋がる。
レースを振り返り、予選は3位通過で2位イルカ選手とは5秒差だったので、イルカ選手に着いて積極的にレースを展開していこうと考えていた。
しかし、イルカ選手を1週目の最初の登りで追い抜き、想定していた以上に良い形でレース序盤を展開できたので、あとは後ろから来るキリル選手との差をいかに保つかを考えながらレースを行った。そのキリル選手とは登りで差を広げることが出来たのが、今回の勝因だったと思う。
ソチに向けて、このフィンランドの地で良いスタートが切れたのは、多くの皆さんの支えや励ましの言葉のおかげだと思っています。次のレースでも自分のパフォーマンスをしっかり出せるように頑張りますので、応援をよろしくお願いいたします。
▼荒井 秀樹 監督
新種目となる男子10km追い抜きで新田佳浩が初代チャンピオンとなった。
クラシカル走法を得意とする新田らしいレース展開ができた。登りのきついコースを、持ち前の粘りでキリル選手から逃げ切った。チームでは新田を含め、太田渉子、佐藤圭一、出来島桃子の4選手が出場して、チーム一丸となって戦った。
明日からはいよいよバイアスロンレースが始まるので、久保恒造選手を中心に表彰台を狙いたい。