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IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ第2戦 2日目の結果
男子立位の新田佳浩が2位入賞!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第2戦が、2月16日からスウェーデン・ソルフィテオで開催され、大会2日目の男女クロスカントリースキー・ロング・クラシカルが行われました。
日本からは4選手が出場し、新田佳浩選手(日立ソリューションズ)が2位入賞、太田渉子選手(日立ソリューションズ)が4位に入りました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下のとおりとなります。
【IPCノルディックスキーワールドカップ第2戦:スウェーデン大会第2日】
■開催日/2月16 日(水)
■スタート時間/午前10時
■時差/日本より‐8時間
■開催地/スウェーデン・ソルフィテオ
■天候/雪 気温/-15℃ 雪温/-14℃
■開催種目/クロスカントリースキー・ロング・クラシカル
■男子
▼立位の部
新田 佳浩(日立ソリューションズ) 2位 1時間03分18秒9
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント)8位 1時間07分23秒0
[優勝:イルカ・トゥオミスト(フィンランド) 1時間02分21秒5]
■女子
▼立位の部
太田 渉子(日立ソリューションズ) 4位 1時間00分11秒6
[優勝:ユリア・バテンコバ(ウクライナ) 57分58秒6]
▼視覚障害の部
鹿沼 由理恵(ディー・エイチ・エル・ジャパン)7位 1時間03分02秒2
ガイド/莅戸 剛仁(北海道旭川盲学校教)
[優勝:エレーナ・レミゾワ(ロシア)ガイド/ナターリア・ヤキモワ
55分42秒8]
■談話
▼新田 佳浩
前日、2位入賞を果たした久保選手の勢いをもらって、日本チーム一丸となって表彰台を目指しました。特に、世界選手権で行われる種目だったためこのレースは重要なレースという位置付けでレースに臨み、表彰台に立てたことは次への自身に繋がります。しかしながら、レース中盤でトップの選手と離されてしまったことは、技術的にも、体力的にもまだ劣っていると痛感させられました。
今後もレースが続くので、今日の課題を意識して、一戦一戦しっかりと戦っていきたいと思いますので、応援の程、よろしくお願いいたします。
▼荒井 秀樹 監督
クロスカントリースキークラシカル・ロングレースで世界最強の3選手、ロシア・キリル選手、フィンランド・イルカ選手、そして新田の争いとなった。
7km地点まで新田とイルカが同タイム、7秒遅れでキリルという秒差の戦いだった。前半リードして、逃げるレース展開をする新田にとっては、苦しい展開だったが、最後まで諦めずに、タフなコースを走りきった。イルカに20秒以上の差をつけられたが、キリルとの勝負で徐々にタイムを広げていった。コースに入っていたコーチたちが総力でサポートし、2位に入賞することができた。
佐藤圭一は最後まで粘り、8位と健闘し、太田渉子もロシア・アンナ選手に競り勝って、4位。鹿沼由理恵も7位と健闘した。
クラシカル種目を得意とする日本チームにとって上位入賞を果たすことができ、次のレースへの弾みとしていきたい。