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IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ最終戦 1日目の結果
女子立位の出来島桃子、女子視覚障害の鹿沼由理恵が共に7位!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)最終戦が、2月22日、ドイツ・フィンステラウで開催され、大会1日目の男女クロスカントリースキー・ミドル・パシュート・フリーが行われました。
日本からは5選手が出場し、立位女子の出来島桃子選手(新発田市役所)、鹿沼由理恵選手(ディー・エイチ・エル・ジャパン)が共に7位に入りました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下のとおりとなります。
【IPCノルディックスキーワールドカップ最終戦:ドイツ大会1日目】
■開催日/2月22日(火)
■スタート時間/午前11時
■時差/日本より-8時間
■開催地/ドイツ・フィンステラウ
■天候/晴れ 気温/-5℃ 雪温/-9.4℃
■開催種目/男女クロスカントリースキー・ミドル・パシュート・フリー(7.5km)
■競技方式/2011シーズンから採用された競技種目。
予選を行い、上位選手(基準タイム※をクリアした者)が決勝に進出。
決勝では予選のタイム差と障害の程度差を計算した合計タイムでスタートし、順位を競う。
※予選トップタイムの130%以内
■男子
▼立位の部
新田 佳浩(日立ソリューションズ) 8位
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント)21位
[優勝:キリル・ミハイロフ(ロシア)]
■女子
▼立位の部
出来島 桃子(新発田市役所) 7位
太田 渉子(日立ソリューションズ) 8位
[優勝:ロゴヴィエツ・カタジナ(ポーランド)]
▼視覚障害の部
鹿沼 由理恵(ディー・エイチ・エル・ジャパン)7位
ガイド/莅戸 剛仁(北海道旭川盲学校教))
[優勝:ミカリーナ・リソワ(ロシア) ガイド/アレクセイ・イワノフ]
■談話
▼出来島 桃子
カナダ・ジョディ選手、フィンランド・マイヤ選手に途中までついていけたのは良かったが、足が動かなくなり、残り1.2km付近で離されてしまったのは今後の課題です。
ドイツ大会での出場予定種目であるバイアスロン パシュートとバイアスロン・ショートに向けて、スキーをしっかりと滑らせるようにし、射撃は練習通りに行えるよう、頑張ります。
▼鹿沼 由理恵
決勝レースで、1周目の後半には4~5位になってしまうと想定していたが、2周目の前半まで3位をキープできたのは予想以上の出来でした。しかしながら、下りの技術向上とレース後半のスタミナ維持が今後の課題なので残るレースと、今後のトレーニングでしっかりと意識して修正していきたい。
▼荒井 秀樹 監督
新田佳浩が予選を9位で通過し、決勝は障害の程度差を換算したスタートタイムで14番目スタートなった。12番スタートのフランス・ヤニック選手に接戦を演じ、ゴール目前、シューズ1つ分の差で8位となり、健闘した。総合ランキング表彰台がかかっている大事なレースで、ポイントを獲得できたのは大きい。いよいよ最終レース、クロカン・ロング・フリーに向けて、万全の体制で臨みたい。
太田渉子は身体の切れが重く、体調も万全ではなかったようだ。チームメイトの出来島桃子に負けた悔しさを次のレースでぶつけてほしい。
出来島桃子と鹿沼由理恵の7位は健闘した。明日以降のレースに期待したい。