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IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ最終戦 2日目の結果
座位男子の久保恒造が5位!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)最終戦が、2月22日からドイツ・フィンステラウで開催され、大会2日目の男女クロスカントリースキー・ミドル・パシュート・座位の部が行われました。
日本からは1選手が出場し、座位男子の久保恒造選手(日立ソリューションズ)が5位に入りました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下のとおりとなります。
【IPCノルディックスキーワールドカップ最終戦:ドイツ大会2日目】
■開催日/2月23日(水)
■スタート時間/午前10時
■時差/日本より-8時間
■開催地/ドイツ・フィンステラウ
■天候/晴れ 気温/-4℃ 雪温/-9.4℃
■開催種目/男女クロスカントリースキー・ミドル・パシュート・フリー(5km)
■競技方式/2011シーズンから採用された競技種目。
予選を行い、上位選手(基準タイム※をクリアした者)が決勝に進出。
決勝では予選のタイム差と障害の程度差を計算した合計タイムでスタートし、順位を競う。
※予選トップタイムの130%以内
■男子
▼座位の部
久保 恒造(日立ソリューションズ) 5位
[優勝:イレク・ザリポフ(ロシア)]
■談話
▼久保 恒造
バイアスロンで勝つためには、走力が大事になってくるので、入賞圏内(6位以内)には入りたいという目標をもって、レースに臨んだ。そのレースでは、バンクーバーパラリンピックでメダルを獲得したイタリア・エンゾー選手と競ったレースができたのは、走力面で自信になった。
今日の走りに安定した射撃ができれば、結果がついてくると確信しているので、残るバイアスロンのレースでもう一度表彰台に上がりたい。
▼荒井 秀樹 監督
今日のレースは、久保恒造の表彰台を狙ったが、LW12クラスのロシア・イレク選手、ベラルーシ・アレクサンダー選手、ノルウェー・ステイナー選手の壁を破ることが出来ず、惜しくも表彰台に届かなかった。久保は1kmを3分37秒で滑り、優勝者イレクは3分20秒だった。この1kmあたり17秒の差を夏場の車椅子マラソントレーニングで縮めていきたい。走力で互角に戦わない限り、2014年ソチパラリンピックでのバイアスロン表彰台はないだろう。
今日のレースを教訓にパシュート競技で勝つための体力、スピード力、持久力、そして回復力を一から見直していきたい。