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IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ最終戦 3日目の結果
立位男子の新田佳浩が2位!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)最終戦が、2月22日からドイツ・フィンステラウで開催され、大会3日目の男女バイアスロン・パシュートが行われました。
日本からは5選手が出場し、立位男子の新田佳浩選手(日立ソリューションズ)が2位入賞を果たしました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下のとおりとなります。
【IPCノルディックスキーワールドカップ最終戦:ドイツ大会3日目】
■開催日/2月25日(金)
■スタート時間/午前10時
■時差/日本より-8時間
■開催地/ドイツ・フィンステラウ
■天候/晴れ 気温/-3℃ 雪温/-9.9℃
■開催種目/男女バイアスロン・パシュート(900m×3)
■競技方法/
・予選のトップタイム130%以内の持ちタイム選手が決勝進出。決勝では着順により順位が決定する。
・射撃は1回5発を2回行う。
・ペナルティー 予選:射撃を1発外すごとに20 秒加算。
決勝:1発外すごとに80mのペナルティループを一周。
●記録内のPはペナルティー。()は内訳
例)P=1(0・1)=ペナルティー1。(1回目・2回目)
■男子
▼立位の部
新田 佳浩(日立ソリューションズ) 2位 P=0
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント)13位 P=4(1・3)
[優勝:マーク・アレンズ(カナダ) P=0]
▼座位の部
久保 恒造(日立ソリューションズ) 9位 P=5(5・0)
[優勝:イレク・ザリポフ(ロシア) P=3(1・2)]
■女子
▼立位の部
出来島 桃子(新発田市役所) 8位 P=3(0・3)
[優勝:マイヤ・ロイトノバ(フィンランド) P=1(0・1)]
▼視覚障害の部
鹿沼 由理恵(ディー・エイチ・エル・ジャパン)予選敗退
ガイド/莅戸 剛仁(北海道旭川盲学校教))
[優勝:ミカリーナ・リソワ(ロシア) ガイド/アレクセイ・イワノフ P=0]
■談話
▼新田 佳浩
今シーズン初めてのバイアスロンレースを終え、予選、決勝を通じて、板が滑っていたので、余裕を持って射座に入ることができ、しっかりと射撃を行うことができた。それが、今回の結果に繋がったと思う。
予選では2発外してしまったが、タイム自体は良いのが自分でもわかっていたので、決勝では自信を持ってスタートに立つことができた。
その決勝は1回目の射撃を慎重に打って、2回目の射撃でミスが無ければ最後の1周で順位を上げられると思っていたが、他の選手がミスをしてくれたので、すんなりと順位を上げることができた。
今後の課題としては、予選の射撃ミスが決勝に大きく影響するという事を実感したので修正していきたい。世界選手権に向けて、良い形でバイアスロンを行うことができたレースだった。
▼荒井 秀樹 監督
新田佳浩は予選の走力タイムはトップとなり、2位に16秒差をつけた。決勝でも快走し、射撃も満射で2位を勝ち取った。射場での心拍も170と安定していて、このバイアスロン・パシュートは走力のある者と、持久力のある者が勝てるということを証明したレースだった。
久保恒造は、決勝で銃トラブルにより、1回目の射撃でペナルティー5となり、残念な結果となった。
チームとして、用具など、改善できることを至急対策して、4月に行われる世界選手権には万全の体制で臨みたい。
大会最終日はバイアスロン・ショートなので、久保恒造、佐藤圭一、出来島桃子のバイアスロンチームの活躍を期待したい。応援を宜しくお願い致します。