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IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ最終戦 最終日の結果
男子座位の久保恒造が2位! W杯年間総合ランキングも2位!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)最終戦が、2月22日からドイツ・フィンステラウで開催され、大会最終日の男女バイアスロン・ショートが行われました。
日本からは3選手が出場し、男子座位の久保恒造選手(日立ソリューションズ)が2位入賞を果たし、W杯バイアスロン年間総合ランキングで2位に入りました。また、新田佳浩選手がW杯クロスカントリースキー年間総合ランキングで3位に、太田渉子選手も同じくW杯クロスカントリースキー年間総合ランキングで3位に入りました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下のとおりとなります。
なお、本日で今季のW杯は全日程を終了し、チームは今後、4月に開催される世界選手権ロシア大会に臨みます。
【IPCノルディックスキーワールドカップ最終戦:ドイツ大会最終日】
■開催日/2月27日(日)
■スタート時間/午前10時
■時差/日本より-8時間
■開催地/ドイツ・フィンステラウ
■天候/雪 気温/1.2℃ 雪温/-3℃
■開催種目/男女バイアスロン・ショート(7.5km)
●記録内のPはペナルティー(射撃で外した数)。()は内訳
例)P=1(0・1)=ペナルティー1。(1回目・2回目)
■男子
▼立位の部
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント) 9位 27分57秒5 P=2(0・2)
[優勝:キリル・ミハイロフ(ロシア) 25分04秒5 P=1(1・0)]
▼座位の部
久保 恒造(日立ソリューションズ) 2位 25分28秒5 P=0
[優勝:ラーセン・トリグヴェ・ステイナー(ノルウェー) 25分04秒4 P=0]
■女子
▼立位の部
出来島 桃子(新発田市役所) 4位 32分05秒0 P=1(1・0)
[優勝:ロゴヴィエツ・カタジナ(ポーランド) 28分44秒3 P=0]
■談話
▼久保 恒造
前回、前々回と銃トラブルで悔しい思いをしたので、今日のバイアスロン・ショートでは表彰台を狙い、納得のいくレースがしたかった。
今シーズンの目標としていた年間総合の表彰台で、2位を獲得することができて、とてもうれしいです。応援してくれた皆さんの期待に応えることができて、ほっとしています。
これからも皆さんと一緒に勝利を勝ち取っていきたいと思いますので、応援を宜しくお願い致します。
▼荒井 秀樹 監督
今シーズンのワールドカップ最終レースとなったバイアスロンショートで久保恒造が得意の射撃を活かして、2位に食い込んだ。
安定した射撃ができるようになったのは、選手の努力はもちろんのこと、阿部コーチや網走市の射撃場の支援がなければ、実現できなかった。そういった意味では、バイアスロン選手たちの環境が整えば、必ず世界で活躍できるということを証明できたと思う。
バイアスロンの強豪国であるロシア、ウクライナ、ノルウェーの牙城を崩して、久保恒造が年間総合ランクトップ3に入ったことは、日本チームにとって、意義のあることだと思う。4月の世界選手権と14年ソチパラリンピックに向け、更に奮起したい。全国の皆さんの応援ありがとうございました。