IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ第1戦 2日目の結果
男子座位の久保恒造が2戦連続3位!女子立位の太田渉子も3位入賞!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が、12月10日にノルウェー・シューショーエンで開幕し、大会2日目の男女バイアスロン・パシュートが行われました。
日本からは5選手が出場し、久保恒造選手(日立ソリューションズ)が2戦連続となる3位入賞を果たしました。また、太田渉子選手(日立ソリューションズ)も3位入賞を果たしました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下のとおりとなります。
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IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:ノルウェー大会第2日
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■開催日/12月11日(日)
■スタート時間/午前9時45分
■時差/日本より-8時間
■開催地/ノルウェー・シューショーエン
■天候/晴れ
■気温/-5℃
■雪温/-9℃
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■開催種目/男女バイアスロン・パシュート(男子12.5km、女子10km)
●競技方式
・前日のバイアスロン・ショートレースの結果(タイム)と障害の程度差を
計算した合計タイムでスタートし、順位を競う
●記録内のPはペナルティー(射撃で外した数) ()は内訳
例)P=1(0+1+0+0)
=ペナルティー1(1回目+2回目+3回目+4回目)
■男子
▼座位の部
久保 恒造(日立ソリューションズ) 3位 52分45秒92 P=1(1+0+0+0)
[優勝:ペトゥシコフ・ロマン(ロシア) 50分03秒22 P=4(0+0+2+2)]
▼立位の部
新田 佳浩(日立ソリューションズ) 8位 45分55秒04 P=3(1+1+1+0)
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント)10位 46分55秒96 P=0
[優勝:エリック・ニールス・ウルセット(ノルウェー) 42分06秒75 P=0]
■女子
▼立位の部
太田 渉子(日立ソリューションズ) 3位 51分47秒38 P=0
出来島 桃子(新発田市役所) 6位 55分52秒97 P=4(1+1+1+1)
[優勝:マイヤ・ヤルヴェラ(フィンランド) 48分51秒89 P=0]
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■談話
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▼久保 恒造
新種目でのバイアスロン・パシュート(逃げる形のレース)は経験がなかったので、良い経験となった。
レース中、後方4位の選手がずっと同じ距離で付けてきていたので、1発も外すことができない、緊迫したレースが続いた。射撃で1発以上外すと、3位以内は厳しい状況だったが、1発外しで抑えることができたので、3位入賞を果たすことができた。
13日のバイアスロン・ロングは、長丁場のレースとなるので、滑りも射撃も集中力を切らさずに、しっかりと挑みたい。
▼太田 渉子
今日のレースは繰上げで3位となった。当初は複雑だったが、後になるにつれて率直にうれしい気持ちが強くなってきた。今シーズンはバイアスロンのト
レーニングを1からやり直してきた。ミスショット0という結果で成果を残すことができたのは満足している。
課題は走りの部分で、射撃で稼いだタイムを走りで離されないようにしていきたい。
13日のバイアスロン・ロングは、ミスショット1回につき、1分加算となるので、射撃は引き続き、しっかりと当てていき、走りでは今日以上に追い込んでいきたい。
▼荒井 秀樹 監督
新種目となるバイアスロン・パシュート 男子12.5km、女子10kmが行われた。昨日のバイアスロン・ショートレースのタイム差と障害の程度差を計算した合計タイムでスタートした。
男子座位の久保恒造が20発中19発を命中させ、3位に食い込んだ。女子立位の太田渉子も20発中、満射で3位入賞を果たした。
これまでの射撃練習の成果が出たレースだった。特に網走市での射撃の実践練習が成果を挙げている。サポートしていただいた網走市の皆さんに感謝したい。
課題は、2年後のソチに向けて、走力で世界と互角に戦える力を付けていきたい。
13日にバイアスロン・ロングレースがあるので、日本の皆様の引き続きの応援をよろしくお願いいたします。