IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ第1戦 最終日の結果
女子立位の太田渉子が4位
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が12月10日にノルウェー・シューショーエンで開幕し、大会最終日の男女クロスカントリースキー・ミドル・クラシカルが行われました。
日本からは4選手が出場し、太田渉子選手(日立ソリューションズ)が4位に入りました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下のとおりとなります。
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IPCノルディックスキーワールドカップ第1戦:ノルウェー大会最終日
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■開催日/12月18日(日)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/日本より-8時間
■開催地/ノルウェー・シューショーエン
■天候/晴れ
■気温/-5.7℃
■雪温/-6℃
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■開催種目/男女クロスカントリースキー・ミドル・クラシカル
(男子立位10km、女子立位5km)
■男子
▼立位の部
新田 佳浩(日立ソリューションズ) 8位 30分28秒4
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント) 18位 32分44秒2
[優勝:ルーシャン・ミネグロフ(ロシア) 28分20秒4]
■女子
▼立位の部
太田 渉子(日立ソリューションズ) 4位 19分43秒0
出来島 桃子(新発田市役所) 8位 22分42秒3
[優勝:ロゴヴィエツ・カタジナ(ポーランド) 17分48秒9]
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■談話
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▼新田 佳浩
まずは、ロシア勢の強化が進んできているという事を痛感した大会だった。
現在の自分の実力だと、正直、太刀打ちできないが、まだシーズンは始まったばかりなので、今できることや、中期的、長期的な取り組みをしっかりと考え次の大会に備えていきたい。
▼大平 紀夫 ヘッドコーチ
男子立位クラスはロシア勢が力を付けてきている。また、女子立位クラスはウクライナ、ノルウェーの新人が急激に力を付けてきている。
この大会を通じて、各国の新人が急激に力をつけてきている現状が把握できた。新たな力に対抗するために、年末年始の合宿で、もう一度、コンディションを作り直し、次のアメリカ大会に臨んでいきたい。
▼荒井 秀樹 監督
男子立位クラスにロシアの手強い新人、ルーシャンが現れた。ロシアのキリル、フィンランドのイルカ、日本の新田を脅かす存在で、ソチに向けて強化してきている。
日本も急いで選手強化を取り組まないと、世界から取り残されてしまう。
ソチにあるロシアトレーニングセンターや、各国のパラリンピック選手たちのトレーニング環境が大幅に充実してきているので、日本も本腰を入れて強化しないとダメだということを痛切に感じた大会だった。
次のワールドカップ第2戦アメリカ大会にむけて、まずは1勝を目指して頑張っていきたいと思いますので、日本の皆様の応援をよろしくお願いします。