IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ最終戦 3日目の結果
女子立位の太田渉子が2位入賞!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)最終戦が3月22日にフィンランド・ボッカティで開幕し、大会3日目の男女クロスカントリースキー・ロペット・クラシカルが行われました。
日本からは4選手が出場し、太田渉子選手(日立ソリューションズ)が2位入賞を果たしました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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IPCノルディックスキーワールドカップ最終戦:フィンランド大会第3日
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■開催日/3月25日(日)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/日本より-6時間
■開催地/フィンランド・ボッカティ
■天候/晴れ時々曇り
■気温/-2℃
■雪温/-3℃
■開催種目/男女クロスカントリースキー・ロペット・クラシカル
(男子座位:20km、男子立位30km、女子立位20km)
■男子
▼座位の部
久保 恒造(日立ソリューションズ) 10位
1時間11分40秒1
[優勝:ロマン・ロシク(フランス)1時間04分56秒4]
▼立位の部
新田 佳浩(日立ソリューションズ) 9位
1時間30分08秒8
[優勝:ヴェガード・ダーレ(ノルウェー)1時間19分26秒3]
■女子
▼立位の部
太田 渉子(日立ソリューションズ) 2位
1時間12分07秒3
[優勝:ユリア・バテンコバ(ウクライナ)1時間10分04秒0]
☆☆☆オーブン参加記録☆☆☆
■女子
▼立位の部
阿部 友里香(岩手県立盛岡南高等学校/日立ソリューションズJSC)
参考タイム:1時間28分23秒6
■談話
▼太田 渉子
新種目ロペットでは、先頭集団に付いていき、ラストスパートを掛けて優勝を狙う想定をしていた。しかしながら、実際には優勝したウクライナ・ユリアに離されてしまい、終始視界には入っていたが、なかなか追い付けずに2位でのゴールとなった。ペース配分が上手くいかず、力を出し切れなかったので、この悔しさは大会後半戦のバイアスロンレースで晴らしたい。
▼新田 佳浩
ロングレースでバーンが固いという状況だったので、グリップワックスが剥がれないようにすることを一番に考えたが為に、ワックスの選択の範囲を狭めてしまったのが、今日の結果の一因となった。
どのような条件でも、我慢できる精神力、体力を付けていく必要があると感じたレースだった。
▼久保 恒造
今日のレースは、身体の切れが良くなく、結果に満足のいくものではなかった。ただ、メインに考えている大会後半戦のバイアスロンレースに向けて、良い刺激にはなった。年間総合の表彰台に上がれるよう、万全の準備をしたい。
▼阿部 友里香
今日は朝からコンディションが優れず、レース中も身体の切れがなく、20km走り切れるか不安でした。ただ、完走が目的だったので、何とか歯を食いしばって最後まで走り切ることができた。満足のいくレース内容ではありませんでしたが、20kmを走り切ることができたのは、非常に良い経験となり、自信にも繋がった。
体調をしっかりと整え、今日のレースで得た自信を次のクロスカントリー・ミドルレースに繋げていきたい。
▼荒井 秀樹 監督
IPCの正式種目になったロペット(30km、20km)レース。選手たちが奮闘してくれたが、本来の力を発揮することが出来なかった。チームとしてワックスチームをしっかりと編成しなければ、もう勝てない時代になっている。早急にチームの体制づくりをしていきたいと思っている。
太田渉子は、あきらめずに最後まで走り切り、2位に入って、この後のクロスカントリーミドルレース、バイアスロンレースでの今季初勝利を目指して頑張ってくれるだろう他の選手も後半戦の活躍を期待している。