IPC障害者ノルディックスキー ワールドカップ最終戦 4日目の結果
女子立位の太田渉子が4位! W杯年間総合ランキングで2位獲得!
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国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)最終戦が3月22日にフィンランド・ボッカティで開幕し、大会4日目の男女クロスカントリースキー・ミドル・フリーが行われました。
日本からは6選手が出場し、太田渉子選手(日立ソリューションズ)が4位に入りました。また、本日のレースを持ちまして、今季のW杯クロスカントリースキーレースは全て終了し、太田渉子選手がW杯クロスカントリースキー年間総合ランキング2位を獲得しました。
日本選手の成績と各種目優勝者は以下の通りとなります。
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IPCノルディックスキーワールドカップ最終戦:フィンランド大会第4日
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■開催日/3月27日(火)
■スタート時間/午前10時00分
■時差/日本より-6時間
■開催地/フィンランド・ボッカティ
■天候/晴れ
■気温/2℃
■雪温/-0.9℃
■開催種目/男女クロスカントリースキー・ミドル・フリー
(男子立位10km、女子立位・座位5km)
■男子
▼立位の部
新田 佳浩(日立ソリューションズ) 18位 30分05秒1
佐藤 圭一(エイベックス・エンタテインメント) 19位 30分23秒4
[優勝:ブラディミール・コノノフ(ロシア) 26分09秒4]
■女子
▼立位の部
太田 渉子(日立ソリューションズ) 4位 16分42秒1
出来島 桃子(新発田市役所) 5位 17分03秒6
[優勝:ユリア・バテンコバ(ウクライナ)15分45秒8]
☆☆☆オーブン参加記録☆☆☆
■女子
▼座位の部
江野 麻由子(秋田県大館市立第一中学校) 参考タイム:27分00秒6
▼立位の部
阿部 友里香(岩手県立盛岡南高等学校/日立ソリューションズJSC)
参考タイム:19分05秒7
■談話
▼太田 渉子
世界年間総合ランキングの懸かったレースだったので、ランク2位を死守する為に、フィンランド・マイヤ選手との勝負になると思って挑んだ。結果的にレースではマイヤ選手に負けてしまい、4位でゴールしたが、総合ランキング2位は死守できた。
年間総合ランキングに関しては、この最終戦フィンランド大会でマイヤ選手を逆転し、2位になれたのは素直にうれしい。
今日のレースに関しては、フィンランドに来てから3戦連続クラシカルレースが続いた後のフリーレースだったので、良いイメージを持って滑り切ることができなかった。しっかりと切り替えてこの後のバイアスロン3レースに繋げていきたい。
▼荒井 秀樹 監督
今シーズン最後のクロスカントリースキーレースとしてフリーテクニック・ミドルレースが行われた。久保恒造以外の選手が出場し、今大会の初めてのスケーティングレースとなった。表彰台を狙った太田渉子は前半の入りが遅れ、そのまま4位という結果になった。トップとの差が1分で、次からのバイアスロンレースでは、その差を挽回したい。
初出場の江野麻由子、阿部友里香も自己タイムを更新する走りを見せてくれた。主催者側から特別賞を貰い、来季に向けてより一層、トレーニングに励んでいきたい。
年間総合クロスカントリーで2位に入った太田渉子をはじめとして、29日からのバイアスロンレースに再び、チーム一丸となって挑戦していきたい。