IPCワールドカップで、いつも楽しみなのは仲のいいコーチに会えることだった。
特に、イタリアのエミリオとは、とても長い付き合いだったが、この大会で引退するという。
バイアスロンのコーチで、日本チームにアドバイスもしてくれていた。
今回の事前合宿(イタリア)でも、出来島桃子選手のライフルが故障し、困っていると、エミリオの知人の銃砲店へ連れて行ってくれた。車で、一日がかりだった。
イタリアチームの練習もあったのに、日本チームのライフルを直すことを優先してくれた。
エミリオは、そんなコーチだった。
また一人名将が去る、イタリアバイアスロンコーチのエミリオ
一番の思い出は、バンクーバーの時だった。
シットスキー女子スプリントの決勝戦、イタリアのフランチェスカが金メダルをとった。
ゴール前で、一緒に応援し、ロシアやウクライナを破り一番でゴールした時は抱き合って泣いた。
新田の金メダルも、太田の銀メダルも、一緒に泣いた。
そんな名将が、このソチで引退する。寂しいが、エミリオから学んだことを、これからも生かしていきたい。
今度、ゆっくりと彼の田舎に遊びに行くことを約束した。
日本チームでも、選手たちが記念寄せ書きビブを阿部コーチにプレゼント。
バイアスロンを強くしたのは、阿部コーチで、よく我慢して頑張ってくれた。
本当に感謝で、いっぱいだ。
今回のパラリンピック、そんな心残りの多い大会だった。
次へのステップをめざして頑張るしかない!
阿部コーチ長い間ありがとうございました
阿部コーチに感謝をこめて