今シーズンのワールドカップ、バイアスロンチームは自己最高の順位や総合ランキングでも、久保恒造選手(日立ソリューションズ)が2位に入るなど活躍してくれました。
しかし、その一方で課題もあります。
それは、エアライフルのトラブルです。
久保選手や佐藤圭一選手(エイベックス)のライフルが、競技中に弾が出なかったり、大きく外れていたり、通常考えられない事例があります。
長野ライフル射撃協会の関川氏によれば、考えられる不具合の原因として、
①レギレータ(圧力調整器)内部バネがさびで正確に動作しなかった。温かい部屋からマイナス外気温で結露したまま凍ってしまい正確に動作しなかった。
②圧縮空気を気密にする全てのオーリング。もしくは、接触部分が「結露/凍る」。シリンダも同様です。
③オーリングその物の劣化が原因で空気モレがした。
以上のことが考えられるとのことでした。
さっそく、銃取り扱い専門店にメンテナンスにだし、対策を立てていますが、原因が特定できないトラブル。
早急の対策が必要でしょう。
久保選手から「ワールドカップドイツ大会、あのトラブルの原因、分からないそうです」と、不安なメールが来ています。
選手と一体のスポーツ用具、絶対必要なことは信頼です。
ここにもお互いの信頼があって、初めて最高のパフォーマンスができると思っています。
出発(3月26日)まで期間があるので、しっかりメンテナンスをして、原因の把握と対策を立てて、世界大会に臨みたいです。