自国のクロスカントリースキーID選手の情報を持っている監督で、ワーキンググループを作ることで合意した。
バイアスロンレースが終わってから、各国のキャビンを回ったり、ホテルの部屋へ説明しにいった。
ロシアのイリナ監督は、最初に賛同してくれた。
イリナ氏は、「ロシアには、とてもトレーニングを積み、速いID女性選手のエレーナがいる。男子もINASへ登録していないが、素晴らしい選手ばかりだ」と語り、僕は、INASへの登録をお願いした。
8月ごろまでに、各国のパラリンピックレベルのID選手のリストを作り、その選手や関係団体へINAS登録を促す。
この選手名簿と選手記録資料をもとに、IPCノルディック委員会で議論してもらい、なんとか、今シーズンのIPCワールドカップの中で、または独自のINASワールドカップでID選手の競技を実現したいと思う。
1日でも早く、IPC役員がリサーチできるよう、ワーキンググループでは考えていきたい。
ここまでを第1段階として、ワーキンググループでまとめることとした。
とにかく、IDのレースをしなければだめだ。
スポーツフォーラムでは、パラリンピックレベルで競技できるID選手がいるか?との委員会からの問いに、挙手をしたのは、ロシア、ウクライナ、スウェーデン、フィンランド、日本だけだった。他の国の監督やコーチらは、全く知らないのだろう。
各監督と個別に話し合った。
フィンランドのトニー監督は、調査をしてくれる。
スウェーデンは、IDチームとコンタクトする。
ロシア、ウクライナは登録の準備を進める。ただし、ウクライナは、依頼文書が必要とのことだ。
大会は、日本か、ロシア、フィンランドが候補に挙がっている。
ただ、費用はすべて自国持ちなので、取り組みができるかどうか課題は山積みだ。