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荒井監督の情熱日記
バイアスロン・ロング
久保恒造が3位、太田渉子も3位入賞した。
この日のレースは、課題が分かったレースで、特に日本選手の走力の非力さが出てしまったレースだった。
改めて思うことは、バイアスロンは走力勝負であること。射撃は「満射して当たり前」と考えないと勝てない。そう考えられるようにトレーニングしないとダメだ。バイアスロンの阿部コーチからも、「射撃予習をしてほしい」と言われてしまうほど、普段から射撃への意識がまだ弱い。

今シーズンから、バイアスロン・ロングの距離が改正された。男子立位、シット2.5km×5が3km×5になり、女子シットが2.5km×5へ変更された。立位女子2.5km×5は変わらない。
この距離変更が、どのように影響するか。シットスキー男子は、興味のあるレース展開だった。
ロングに強い久保恒造にとっては、有利とみていたが、実際にレースが始まってみると、ロシアのローマンとの差は、15kmで、リアルタイムで8分46秒、計算タイムでも5分7秒ある。3kmで約60秒、1k当たり20秒の差。距離に直すと約100mだ。
要するに、一緒にスタートして、1000m走ると、100mの差をつけられる格好だ。

原因は、非常にきつい下りのカーブがあり難度も高い。切断等の座位が安定している選手にとっては、断然有利だ。このダウンヒルでの差が大きい。
二つ目は、コース取りにある。ローマン(ロシア)は、シュプールの中、外、ベストラインなど、コースの雪の状態、斜面の変化や前の選手をうまくよけながら、コースを攻略している。この差も大きい。
三つ目は、久保は、前半の入りが遅い。例えば、同じ障害のフランスのロマインとは、1周目(3km)は20秒負けている。しかし、15kmトータルでは、1分30秒勝っている。1周目から中盤・後半の走りができれば、ロマインにトータル2分25秒の差がつけることが出来るだろう。
この三つの原因は、改善できるもので、久保や僕にとっては、面白くなってきた!
もちろん、簡単にはいかない。ハードな練習が必要だし、2年後のソチへ向けて急いで取り組まないといけないことが山ほど見つかっている。優先順位をつけ取り組みたい。

15日に、クロスカントリースキーのロング(15km)があるので、より分析・検証してみたい。

ラスト、ロシアのイレクと競い3位に入った
ラスト、ロシアのイレクと競い3位に入った

2011年12月13日 (荒井秀樹)
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