本人はもちろんだが、スタッフもガッカリ・・。
本人は、レース途中から、「5周」と勘違いしたようだ。バイアスロンのロングは、5周なので、いつのまにか、そうなってしまったのだろう・・・。
(大きなビッグイベントでなくて、よかった)
本人も含め、僕たちスタッフの責任でもあるので、肝に銘じて、想定出来ること全てに対応できるよう、体制をしっかりしていきたい。いい教訓になった。
レースそのものは、悪い内容ではない。このシットスキー・ロング(15km)でも十分に世界と戦えると確信できる。
男子立位クラスでは佐藤圭一(エイベックスエンターテインメント)が出場し、12位と健闘した。イルカ(フィンランド)が11位で、6秒差だった。
女子立位クラスでは、太田渉子(日立ソリューションズ)、出来島桃子(新発田市役所)が4位、5位に入ったが、上位3人からは大きく差を広げられている。
特に、両手障害でノーストックのカタリーナ(ポーランド)にリアルタイムでも大きく離されている。身体的な脚力の差がでている。
女子視覚障害クラスの鹿沼由理恵(DHLジャパン)は今大会、初めてのレース出場となった。得意とはいえないフリー種目であったが、奮闘を見せ5位でゴールした。最終周回で、ドイツのリューボ(B2)に負けていた20秒近い差を逆転し、10秒差でゴール。最後まであきらめないで、力走をみせた。
今レースは、先に行われたFISワールドカップと同じコースを使用したが、非常にタフなレースとなった。最後まで走り切った選手たちに、課題はあるが、諦めずに頑張ってくれた。
ロングレースの鹿沼選手と莅戸ガイド