6月に山梨合宿を一緒だった都連の佐藤清司さんから言われたことは、「もっと追い込んだ練習をしないと強くなれない」が感想だった。今までも、多くの方から、同じ意見をいただいている。
本人に伝えても、それがなかなか実行できない。
強制してもダメだし、自らが実践してこそ初めて血や肉になる。
頭で分かっていても。LSDやペース配分したトレーニングに重点が行ってしまう。
週に数回はスピードを入れたいが、タイムレースもインターバルも「もう走れない・・」という段階まで行かない。
そこで必要になってくるのは、本人の「気付き」の大切さではないだろうか。
選手に、今必要な、大切なことや原点を気づかせる。
今日は、阿部コーチと1000mのインターバル6本を行なった。
1本目の最初200mは、45秒だった、このペースで走れば1000m4分以内で走れる。その力はあるだろう。
ところが、やはり追い込むことができない。
二人で激励するが、結局1000m4分20秒前後を6本、ほとんど同じタイムで終わってしまった。
どうしてもペース配分してしまう。
「自分の限界を、どこまで広げていくか!」「どこまで頑張れるか!」
この挑戦が大切だ。
終わったあと、阿部コーチから「一度、1000mの自分の記録を知っておかないと、今のペースがどのくらいで走っているかわかるし、練習も、もっといい練習できるよ」と話してくれた。
「金メダルを狙う」というならば、自分の限界を知ることが、その「気づき」が大切だと思う。
自分の限界を知ることが大切