日曜日に寒波が来るとのことで、日程を繰り上げてのレースとなった。
この日も好調の久保恒造が逆転で優勝を果たした。
1周目はミスショット1でロシア・ラミール選手に僅差の2位で通過していった。
2回目の射撃でもミスショット1で、一時は苦しい展開を予想したが、阿部バイアスロンコーチから風を読んで射座に入るよう、指示を受け、3回目以降の射撃は冷静に撃つことができた。
状況を判断しながら対応できる久保の射撃は現在のパラリンピック界ではナンバーワンと言えるだろう。
今後、より走力に磨きをかけてシーズン後半戦を戦っていきたい。
逆転で優勝の久保恒造
初の表彰台を狙った佐藤圭一は前半から飛ばし、10km地点まで4位と4秒差の3位で通過した。
俄然、初の表彰台かとチーム一丸となって応援したが、走力に勝るロシア・オレグ選手に最後はかわされ、悔しい4位だった。
惜しくも4位の佐藤圭一
女子立位の出来島桃子は8km地点までトップを走り、ロシア・アンナ選手との走力勝負となった。結果は惜しくも2位となったが、この大会を通じて、走力をもっと鍛えなければ、バイアスロンで勝利できないということを改めて痛感した。
大健闘の出来島桃子は銀メダル
シーズン後半戦の世界選手権、ワールドカップ最終戦ロシア大会(ソチプレ大会)に向けて、それぞれの課題に取り組んでいきたい。
このアメリカ大会では、日本チームは金4、銀5、銅5の活躍を収めることができた。これもスタッフやチームスポンサー、所属企業、日本の皆様の心強い応援のおかげで勝ち獲ることができた。応援ありがとうございました。