IPC NORDIC SKIING 2017 IPC Cross Country Skiing World Cup Sapporo, Japan

ワールドカップ最終戦が札幌で開催!

2016-2017シーズン総合チャンピオンが札幌で決まる!

2018ピョンチャンパラリンピックに向けた

重要な一戦を応援しよう!

石屋製菓2017 IPCノルディックスキー
ワールドカップ札幌大会

札幌大会の楽しみ方

今回の札幌大会は、札幌で初めて開催される障がい者スキーの国際大会です。
まずは競技のルールを知って、見どころをご確認ください。
会場では体験コーナーを用意していますので、是非ゲームの面白さを体感してください!

■競技を知ろう! クロスカントリースキーとは

クロスカントリースキーとは、上り、急斜面、カーブなどさまざまな地形で競う雪上のマラソンです。専用のスキーとストックを使って滑走し、タイムを競います。上り、下り、平地がそれぞれ約3分の1の割合になっているコースを走ります。札幌大会の種目では、ミドル(フリー)とショート(クラシカル)が行われます。男子、女子それぞれスタンディング(立位)、シット(座位)、ブラインド(視覚障がい)のカテゴリーがあり、順位はリアルタイムの記録に障がいの程度に応じて設定されている係数を掛けた計算タイムで決定します。

◆クロスカントリーの走法:1 クラシカル走法

スキーを交互にキックして進む相互滑走が中心で、ダブルポールで押す推進滑走などもあります。

クラシカルの走法


◆クロスカントリーの走法:2 スケーティング走法(フリー走法)

スキーを逆八の字に開いてストックを後ろに押し出すように突き、片方の足をスケートのようにキックし、他方の足を滑らせます。

フリーの走法

■競技を知ろう! バイアスロンとは

バイアスロンはクロスカントリースキーと射撃を交互に行い、競技タイムと射撃の成績を総合して順位を決定します。札幌大会での種目は、ミドル(中距離)とスプリント(短距離)の2種目が行われます。競技の見どころは、力強い距離スキーの”動”と射撃の”静”のコントラスト。距離スキーによる呼吸の乱れを素早くコントロールし、正確に的を狙って引き金を引くという強じんな体力と精神力が問われます。

◆ゲームの進行について:1 ミドル(中距離)

クロスカントリースキーで走る間に射撃を4回5発ずつ合計20発行います。

バイアスロンミドル


◆ゲームの進行について:2 スプリント(短距離)

クロスカントリースキーで走る間に射撃を2回5発ずつ合計10発行います。

バイアスロンスプリント


■競技に使用する用具のご紹介

◆シットスキー

クロスカントリー、バイアスロンで下半身に障がいのあるシット(座位)の選手が使用するシットスキー。シンプルな作りながら軽さを重視し、軽ければ軽いほどスピードが出しやすくなります。障がいの程度により選手の姿勢も変わりますので、さまざまな形があります。

シットスキー


◆銃

●ビームライフル
視覚障がいクラスの選手が使用するビームライフル。標的を目で確認する代わりにヘッドフォンから出る音で的の位置を把握して射撃を行います。ターゲットは10m先に置かれ、5回ずつ撃ちます。標的から遠いときは「ドッドッドッ」という音が聞こえます。照準が近づくにつれ「トトト」という細かい高い音に変わり、ぴったり合うと「ピーッ」という非常に高い音になるので、その瞬間を素早く聞き分けて撃ちます。結果も音で知らせます。

レーザー銃


●エアライフル
座位、立位の選手はエアライフルを使用します。的までの距離は10mで、1回の射撃につき5発を撃ち、5つの的を狙います。弾が命中すると的のフタが閉まり、選手に結果がわかるようになっています。

空気銃


●標的
ビームライフルとエアライフルでは標的のサイズが違います。

ビームライフルとエアライフルの的

◆ガイド

視覚障がいの選手をサポートするガイドの存在
視覚障がいのある選手にはガイド(伴走者)が先導します。ガイドは声でコースやカーブ、下り、上りを伝え滑走します。選手の身体に触れることは原則として禁止されています。視覚に障害があっても競技に参加できるのは、選手をサポートするガイドの存在があるからなのです。

■パラスポーツ体験会

大会会場ではシットスキー、模擬ビームライフルによる射撃の体験コーナーを設置しています。是非お楽しみください。

シットスキー体験

(写真は旭川WCの際のシットスキー体験の模様です) シットスキー体験 シットスキー体験


模擬ビームライフルによる射撃体験


札幌地下街での模擬ビームライフルでの射撃体験


■大会規模

2016-2017シーズンの総合チャンピオンが決まる大会です。世界のトップレベルの選手が15カ国から集結し力を競います。
最終日の3月22日の18:00よりチカホにて総合表彰式が開催されます。

【YouTubeチャンネル】
IPCのYouTubeチャンネルでは選手の素晴らしいパフォーマンスを動画でご覧いただけます。
世界選手権大会5日目クロスカントリー・ロング 新田佳浩選手が銅メダルを獲得
世界選手権大会3日目バイアスロン・インディビジュアル 出来島桃子選手が銀メダルを獲得
世界選手権大会1日目バイアスロン・ミドル 阿部友里香選手が銅メダルを獲得


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