世界選手権大会が始まった。
足の具合が心配な新田佳浩は、大事をとって欠場させ、2月13日から日本で開催されるワールドカップに向けて旭川で調整し、万全な状態で臨む。
出場するバイアスロンの出来島桃子、佐藤圭一、阿部友里香の3名とクロスカントリースキーの岩本啓吾、選手4名と、コーチ陣はバイアスロン1名、クロカン2名、ワックスコーチ、トレーナー、総務と監督で、総勢11名で参戦している。
大会の初日は、バイアスロンスプリント。
昨シーズンまではショートとの名称だったがルール改正され、立位の男子は2.5kmを3周、女子は2kmを3周と2回の射撃(1回5弾)を行う。
射撃を1発外すとペナルティーループ(シットスキー100m、立位・視覚は150m)を1周まわるレース。
最初にライフルチェックが行われる
阿部は、射撃が好調で、初めての満射(全て命中すること)で走力も良く順位を上げた。
3位のマイヤ選手(フィンランド)と競ったが、走力で勝るマイヤに逃げられ、悔しい4位だった。
クロスカントリースキー担当で、同所属のコーチの長濱一年コーチから「今日の友里香、きつい上りもしっかりとポールを使い、いい走りになって来ている」と評価、後半行われるクラシカルレースに期待している。
満射の阿部友里香
粘りを見せた阿部友里香の上り
出来島、佐藤もメダルをめざして奮闘したが、射撃ミスで上位にあがれなかった。
ただ走力も上向きで、世界大会6位入賞以上を期待している。
出来島桃子
出来島桃子の射撃
スタートする佐藤圭一
佐藤圭一の射撃ペナ2
バイアスロンコーチの沼田貴美コーチ