韓国障がい者スキー連盟のヂョンさんとの話では、韓国の障がい者スキーを取り巻く環境は大変厳しい状況だ。
年間の活動資金は、クロスカントリースキーで約640万円で、監督・コーチなどの人件費、大会運営費があり、IPCワールドカップの海外遠征に行けるかどうかだという。
日本に「中古のクロスカントリースキー用具がないか?」と聞かれたが、日本のスキー界も不況で、選手が使った用具も後輩や学校に譲っているのが現状なので、「関係者に聞いてみる・・」と答えた。
毎年2月に、韓国障がい者のクロスカントリースキー大会は開催されていて、身体障がい15名、知的障がい20名ぐらいの規模だと言う。種目は、1kmと5km。ID(知的障がい)は1kmレースで、本格的に滑れる選手はいないようだ。
今年の11月下旬から12月上旬に、韓国でセミナーを開き、選手公募、スタッフの体制作りに着手する。
日本におけるチーム作りや選手強化などについて、講義して欲しいと依頼されている。
2018平昌パラリンピックでは、IDクラスの復帰が注目されていて、なんとしても実現したい。
そのためにも、INASで活躍できる韓国ID選手を増やしていくことが重要だ。