今日の新田佳浩選手は、スキーによる中負荷から重負荷をかけての射撃トレーニングへ進んでいる。
屋外のスキーコースがまだ狭く、選手も多いので、危険なため全力走でのスキーができない。
でも、その中でも心拍数150~160まで上げ、射撃トレーニングを行なった。
阿部コーチが秒読みをしながら、撃ちぬいていく。
初弾8秒、射撃タイム15秒前後、90%以上の命中率。
久保恒造選手が射撃タイム25秒、太田渉子選手が30秒で、4回射撃があるとしたら、射撃タイムだけで1分の差がある。
そこに、走力のタイム差をプラスするなら、レースを組み立てることもできるし、優位に展開できる。
これが、新田選手の強みだ。
阿部コーチは、「射撃も好調だし、走力があるので、今シーズン楽しみな選手」と語っている。
射撃好調な新田選手
射撃リザルトを見ながら説明する阿部コーチ
また、新田選手は、ちょうど、全日本のワールドカップ遠征組の選手たちもボッカティでトレーニングしているので、彼らからもスキーテクニックを学ぼうと、一緒に併走したり、後ろに付いたりしてスキー練習をしている。
太田選手も、一人での練習が多いので、いろんな工夫をしながら臨むようになれば、もっと強くなるはずだ。期待がかかる。